脳科学者の茂木健一郎氏が25日、ツイッターに連続投稿。東京オリンピックが1年後に延期となったことに、「決まってしまったら案外心が落ち着くもの」と大きな効果があると指摘。他方、来年も開催できなかった場合は「オリンピックどころではなく、人類の文明そのものが危機に瀕する」と投稿した。

 茂木氏は「東京オリンピック、パラリンピックの延期がついに決定した。準備を重ねてきた関係者にとって、ピークをそこに持って来ようと努力してきたアスリートにとって、また、愉しみにしていたたくさんの人たちにとっては大変なことになったけれども、決まってしまったら案外心が落ち着くものである」とツイート。

 また、「人間にとって、最も不安をかき立てるのは『どうなるのだろう』という不確実性であって、決まってしまえば、それに対する適応は粛々とできるものである」と決まることによって再スタートすることができると指摘した。その上で茂木氏は「もちろん、一年後にどうなっているかはわからない。もし無事に東京オリンピックが開ければ、世界がコロナウイルスのペンデミックを克服したという象徴になる。もし来年も開けないということになっていたら、その時はオリンピックどころではなく、人類の文明そのものが危機に瀕する」と懸念も。

 「延期してもなおも残る不確実性に対しては、起こりうることを分岐としてとらえて、それぞれの分岐に対して何をするかを考えておくと心が落ち着く。2021年のどの時期に開催されるのか、どのような対応をとるか、開催できないとしたらどうするのか、それぞれをシミュレーションして対応すればいい」と対応策を投稿した。