パリ在住の作家でミュージシャンの辻仁成が25日、NHK総合「ニュース9」に電話出演し、パリの様子について、人々の間で、鬱々(うつうつ)とした気分が広がっていると答えた。また、「これを乗り越えたら日常が戻ってくるという希望を」と呼びかけた。

 辻はパリの様子について「人が…街なかからいない状態で、カフェもレストランもすべて閉まっています」と説明。「外出したい場合はダウンロードした用紙に書き込んで、それを携帯していれば半径500メートル以内の運動と買い物は認められています。人々のメンタルな部分でのうつうつ感が広がりつつあるという感じです」と行動を制限されているために抑鬱感があることを話した。パリ市民の心境を「どういう感じでこれから社会と向き合うのかを、みんな自室にこもって考えている状態だと思います」と推測した。

 今後、東京が封鎖されたどんな影響があるかを聞かれ、「東京はメガ都市ですから、そうなるとパリよりもっと精神的な影響が出てくるのではないか。心の備えを持って、どういう事態が起こるか想定できる形を今のうちから勉強して情報収集して」と提案。「ここを乗り越えれば、また日常が戻ってくるという希望を持って生きていくことがいいんじゃないかなと思っています」と語った。