「大相撲初場所・4日目」(15日、両国国技館)

 場所前の稽古中に同部屋の幕下宝香鵬(宮城野)と殴り合いのけんか騒動を起こして日本相撲協会から報酬減額とけん責処分を受けた幕内石浦(宮城野)は寄り切りで隆の勝(千賀ノ浦)に勝ち、4日目にして初白星を飾った。隆の勝は2勝2敗。

 初日から元気なく3連敗を喫していた石浦。一度待ったとなった後の立ち合いで低い体勢で懐に飛び込み一気に寄り切った。

 石浦は4日に都内の部屋で三番稽古を行っていた際、ダメ押しされたと感じて立腹し、宝香鵬に手を出した。宝香鵬もやり返してパンチの応酬となり、最後は横綱白鵬が割って入り仲裁した。協会は9日に開催した理事会で、石浦に1カ月の報酬減額とけん責(将来を戒める)、幕下宝香鵬にけん責の処分を科した。また、師匠の宮城野親方(元前頭竹葉山)は監督責任を問われ、3カ月報酬減額となった。

 関取の暴力基準は出場停止1場所が基準ながら、両者が深く反省しているなど悪質性は高くない事案と判断され、初場所の出場停止は回避された。