「卓球・全日本選手権」(16日、丸善インテックアリーナ大阪)

 ジュニア男子が行われ、「張本2世」と呼ばれる小学6年の松島輝空(そら、12)=木下グループ=が、決勝で15歳の吉山僚一(愛工大名電中)に1−3で敗れ、福原愛の中学1年を上回る史上最年少優勝はならなかった。この日は準々決勝で世界ジュニア代表の曽根翔(愛工大名電高)を3−2、準決勝で横谷晟(愛工大名電高)を3−1で下し、張本智和の4強を超える小学生での決勝進出を果たしていた。

 強豪の愛工大名電高で国際大会に出場する2人を破った松島だが、決勝では同門の中学3年生に敗れた。「ここまで来たら優勝したかった。でもここまで来れてうれしかった」と、目標の4強を超える大躍進に両方の思いがこみ上げた。

 体格差のある相手と約3時間の間に3試合をこなした。「打たれたボールへの対応ができた」と自己評価。「相手の方が格上だから、向かっていくしかなかった。それが結果につながった」と大会を振り返った。

 昨年の全日本選手権で張本智和と並ぶジュニア男子史上最高となる小学5年で8強入り。全日本選手権世代別で小学1年から6連覇など、張本がつくった記録に並ぶ快進撃を続けてきた。今大会ではシニアの男子シングルスにも初参戦。初戦の2回戦で大学生に勝利し、張本智和以来となる小学生でのシニア1勝を挙げ、3回戦で敗れた。

 中学1年になる来年は、福原愛が持つジュニアの最年少タイ記録がかかる。また、男子では張本、水谷隼の2人の中学2年が最年少のため、新記録の可能性も残っている。松島は「歴史は更新したいけど、それを考えすぎると重圧になって思い切っていけなくなる。そういうことを気にせず1戦1戦頑張りたい」と冷静に話していた。