ボクシングの東京五輪アジア・オセアニア予選(3月3日開幕、アンマン)に出場する男子の日本代表6選手が13日、都内の味の素ナショナルトレーニングセンターで強化合宿を公開した。プロの世界3階級制覇王者、田中恒成(畑中)の兄でフライ級の田中亮明(26)=中京学院大中京高職員=も五輪切符を目指して汗を流した。

 田中の練習用グローブは、手首部分に「北斗神拳」、左に「あべし」、右に「ひでぶ」と刺しゅうの文字。愛読する漫画「北斗の拳」にちなんでおり、主人公のケンシロウが一子相伝で受け継ぐ拳法と、敵が最後にあげる意味不明の言葉を入れたもので「あべし」「ひでぶ」は「相手に言わせるつもり。効かせるパンチを打つ」と自らを鼓舞する言葉だ。

 16年リオデジャネイロ五輪は世界最終予選で敗れて出場を逃した。「前回は国際大会に2回くらい出場したくらいだった。今回はいろんな経験をして前回とは違う」と田中。“北斗百裂拳”ばりのハンドスピードを生かして悲願達成を目指す。