28日にUAEメイダン競馬場で行われる予定だったドバイWCデー諸競走が、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、急きょ中止となった。22日、主催者であるドバイレーシングクラブから発表された。これに伴い、JRAによる海外馬券の発売も取りやめとなった。

 主催者は「全ての参加者の健康を守るため、第25回ドバイWCデーを来年に延期する」との声明を発表。今年はターフ連覇を期すアーモンドアイを筆頭に、史上最多となる日本馬20頭が各レースにエントリーしていたが、関係者とともに順次帰国する。しかし、今後は検疫等の問題もあり、無事に帰国したとしても、すぐさま復帰するのは困難だ。

 中止の余波はそれだけにとどまらない。JRAは23日、ルメールら関係者に対し、帰国日の翌日から2週間の自宅待機を要請した。日本政府はUAEからの入国者に対して制限は課していないが、騎手を含めた関係者に感染者が出た場合、開催自体ができなくなるため。これで28、29日、4月4、5日は騎乗できなくなってしまった。

 ルメールは同日、ドバイから自身のインスタグラムで「残念ですが今は安全が一番ですね!アーモンドアイ、ゴールドドリームなど関係者の皆と日本に戻ります」と投稿したが、ステッキを存分に振るえるのは半月後−。一連のコロナ禍は、競馬界全体にとっても計り知れぬダメージを残した。