昨年6月の左膝蓋(しつがい)骨骨折の大けがから復活を目指す日本ハムの上沢直之投手(26)が27日、千葉・鎌ケ谷の2軍施設で、ケガ明け後初めて打撃投手を務めた。

 難波、清水、万波の打者3人を相手に30球を投げ込み、安打性の当たりは、清水の放った1本のみ。直球と変化球で2つの空振りを奪い、万波のバットを折る場面もあった。

 打者相手の投球は約9カ月ぶり。この日の最速は球場表示で140キロを計測し、カットボールやスライダーも投じた。「ようやく野球選手っぽいことができた。今までは練習でしかなかったので、少し光が見えてきたなという感じはします」と充実の表情を浮かべた。

 上沢の投球を見守った栗山監督は、「いいニュースがない中で、久しぶりに感動しました。ただここからなので、本当の勝負は」とさらなる奮起を促した。

 今後も打撃投手や、短いイニングで実戦登板し、完全復帰を目指していく。右腕は、「こういう状況で、分からないですけど、とにかく準備はしていこうと思う。もしかしたら開幕も、始めからいるかもしれない」と力を込めた。