「卓球・全日本選手権」(15日、丸善インテックアリーナ大阪)

 ジュニア女子4回戦が行われ、東京五輪代表の張本智和(16)を兄に持つ張本美和(11)=木下グループ=は、19年世界ジュニア選手権準優勝の小塩遥菜(14)=エリートアカデミー=と対戦し、1−3で敗れた。

 今大会最年少出場である小学5年の張本は、世代屈指のカットマンの胸を借りたもののほんろうされた。2ゲームを連取されると、第3ゲームは無理に打ちにいかず長いラリーの中で“好球必打”に徹して11−9と奪取。しかし、第4ゲームは序盤リードしたものの最後はミスを誘われて力尽きた。

 3学年上の実力者相手に善戦を演じたが、手応えよりも悔しさが先立つようで「1球1球が苦しかった」と目には悔し涙を浮かべた。「試せる技術は全部試した」と今の実力は出し切ったものの、勝負所では再三ネットインで失点する場面もあり「それも(相手の)1つの技術なので、そこに対応できなかったのが悔しい」と力の差に唇をかんだ。

 ただ、小学4年だった前回同様ジュニアの4回戦で散ったが、成績以上に着実に進化したプレーを見せた金の卵。「苦しい場面でも対応できるように練習を頑張りたい。来年はもっと強くなりたい」と成長を誓った。