グラウンド内外における「球児塾」での教えを生かし、飛躍を目指す。阪神の望月惇志投手(22)が、2年連続で藤川主催の沖縄合同自主トレに参加。昨年は途中からの参加でキャンプイン前の10日間だけだったが、今年は初日の9日からみっちりと“師匠”と生活を共にしている。

 「沖縄に来て、下半身の使い方を一から教えていただいて。それを意識して、すごく体にハマっている感じはあります」。キャッチボールの段階から左右の足の運び方、上半身との連動など下半身の使い方を指導してもらい、投球フォームを固めていることを明かす。

 指導は技術的なものだけにとどまらない。「気づいたら何でも言ってくれるので。車の中でも、ご飯を一緒に食べてるときも。野球以外のことをお話しされる時間もすごく長いので勉強になっています。技術面はもちろん、精神面もたくさん教えてもらえます」

 昨季は8試合に登板して1勝1敗。8月にはうれしいプロ初勝利を手にした。それでも脳裏に残るのは、先発に抜てきされるも王者巨人を相手に2回5失点で負け投手となった、CSファイナルS初戦の悔しい思い出だ。

 「本当に悔しかったので、やり返さないといけないなと。今のままじゃ駄目だなと思いましたし、本当にゼロから、すべての面をレベルアップしていかないといけないと感じました」。まずはプロ5年目で初の開幕1軍へ。球児の教え、巨人へのリベンジの思いが望月を成長させる。