2月の阪神宜野座キャンプツアーが、異例の大盛況であることが15日、分かった。あるツアー主催会社によると、人気だった鳥谷やメッセンジャーが退団し、就任2年目の矢野監督への慣れもあり、販売は苦戦が予想されたが、予想を上回るスピードで完売目前となっているという。“キナチカ”の台頭と矢野監督がファンサービスに注力してきたことが、好影響を与えているようだ。

 同ツアー主催会社の関係者は「今年は厳しいかなと思っていましたが…。特に売れるのが早いですね」と説明。完売している日程には、募集人員の倍以上のキャンセル待ちもあったという。

 売れ行きが好調な背景には、昨季は新人ながら活躍した近本、木浪の存在があるようだ。関係者は生え抜きのスター候補に期待する声を多数聞くという。

 また、矢野監督は「ファンを喜ばせる」と公言し、昨年の宜野座キャンプでは毎日、ファンにサインした。選手も今まで以上にペンを走らせた。関係者は「過去にはサインをもらいづらかったこともありましたが、今は選手と距離が近いことを喜ぶ声も聞きます」という。ファンサービスの変革が浸透してきたことが、ツアーにも波及しているようだ。

 今季は05年以来、15年ぶりの優勝を目指す矢野阪神。春季キャンプから大きな後押しを受けることになる。