「プロの視点」【岡義朗氏】巨人に嫌なイメージを

 阪神は先週、広島に3連敗を喫したが、DeNAに3連勝。終わってみれば3勝3敗の五分とした。優勝は遠のいてしまったが、今季の戦いぶりはテーマであったベテランと若手の融合で2位をキープ、よく戦っている。

 優勝は苦しくなったものの、クライマックス(CS)を勝ち抜いての日本シリーズ出場の可能性もある。先の広島戦で3連敗も、逆に3連勝できた戦いぶりでもあった。初戦に安部の逆転サヨナラ2ランが飛び出したことで広島が勢いに乗った。完全に力負けはしていない。そう考えると、CSファイナルに出場すると楽しみでもある。

 ただ、そこまで行く道のりは決して平たんではない。DeNAに3連勝したことで、結果的に3位を狙う4位・巨人をアシストした。

 DeNAとは13勝7敗と勝ち越している。先の3連勝が示すようにDeNAは勢いで戦うチームなのでもろさもある。逆に巨人は試合巧者で、阪神は対戦成績も8勝11敗と負けが先行している。特に甲子園での巨人戦は3勝5敗。昨年は3勝9敗と大きく負け越している。東京ドームでは本塁打が飛び出す空中戦に対応できているが、広い甲子園では本塁打が多く望めない。その中で足をからめた攻撃ができていないことと、土のグラウンドで内野のミスが勝敗に直結している。

 巨人は今季、球団史上ワーストの13連敗を記録するなどチームがバラバラになったときもあった。しかし、ここにきて戦力も整ってきた。短期決戦では菅野、マイコラス、田口と安定感のある3人の先発投手がいるのも強みだ。加えて攻撃陣も1番の陽岱鋼にはじまりマギー、坂本勇、阿部、長野ら大舞台での試合経験豊富な選手が名を連ねる。阪神にとって手ごわい相手となりそうだ。

 その巨人と12日から甲子園で3連戦を戦う。ここで負け越すようなことがあると、巨人は勢いに乗るし、阪神はCSで対戦した場合、嫌なイメージが残ってしまう。逆に阪神が勝ち越せば、巨人に嫌なイメージを与えることができる。それだけにこの3連戦は大事な戦いとなる。

 藤浪、岩田、秋山が先発するが、投手力を中心にきっちりした野球をしなくてはいけない。つまらない内野のミスをなくすことと、無死や1死から盗塁を試みるなど、足をからめた攻撃をできるか。ここが焦点になる。

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