「阪神春季キャンプ」(12日、宜野座)

 第2クールでは実戦も入ってきた中で、各選手がしっかり準備をできているなという印象を受けた。漠然と練習する、試合に臨むというのではなく、早く準備を整えよう、そしてプレーしようという動きが見てとれる。

 その中でも2年目のシーズンを迎える近本、木浪に着目したい。近本は体つきがしっかりしてきたし、一つ一つの動きに力強さが感じられるようになった。木浪も「強く振ることを意識しています」と語っていたが、スイングの鋭さは昨年よりもレベルアップしてきている。

 プロ野球界には“2年目のジンクス”という言葉がある。新人時代にある程度の成績を残せば当然、相手も研究してくる。そこを体力、技術、精神面のプラスアルファで乗り越えなければならない。

 今までいろんな選手を見てきたが、1年目に結果が出ると、次のシーズンはどこかで、おごりや慣れが出てくる。相手の対策にハマると「こんなはずじゃなかった」という壁にぶち当たってしまう。

 だが社会人出身の2人は、さらなるレベルアップを目指して取り組んでいた。これは非常に良い傾向だと思うし、大山、高山らも含め、これから中堅に差し掛かろうとする選手たちの取り組む姿勢がチーム力アップにつながるだろう。