「ヤクルト6−7阪神」(5日、神宮球場)

 阪神は6−6で迎えた延長十回、佐藤輝明内野手(25)が決勝1号ソロを放った。今季29打席目で飛び出した待望の一発に元阪神でデイリースポーツ評論家の糸井嘉男氏も「これがテルの魅力ですね」。

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 やったな、テル!今季1号おめでとう!実は途中まで別の内容で評論をしてたんですけど、6−6の延長十回にテルが劇的ホームラン!「今日はテルやろ!」って、自分からデイリーの記者さんに変更を提案するほど興奮しました!それまで4打数無安打で心配していたんですけど、最後の最後に長打が出て、これがテルの魅力ですね。

 テルとは2日のDeNA戦(京セラ)の試合前に少し話す機会がありました。練習が終わってスイングルームをのぞくと、テルははだしで素振りしていました。『ああでもない、こうでもない』と修正も兼ねてスイングしていたので、しっくりきてないのかなあと思ってたんですけど、これをきっかけに気持ちも乗ってくるはずです。「サプリメントください」って言ってたので、月曜日に送っときます(笑)。

 チームとしてもカード初戦を取れたことは大きいですね。打線も昨年のような粘り強さが出てきたように思います。

 ヤクルトの話になりますが、遥輝(西川)が元気にプレーしているのもうれしかったです。この日は3打数2安打。阪神戦だけは打つなよって言ってたんですけどね(笑)。遥輝は日本ハム時代のチームメートで、自主トレにも来てくれていた選手。楽天を戦力外となり、今季に懸ける思いは強い。新天地で頑張ってほしいと思います。