13日の中日戦。先発・大竹が突然乱れて、2−1の六回無死満塁で降板。代打・中島の場面で、マウンドに送られたのが岡留だった。12日に桐敷、島本、加治屋が登板していたとはいえ、岡田監督の期待を感じる投入だった。

 ただ中島に押し出し死球を与え、続く宇佐見には勝ち越し左前適時打を許した。「大竹さんが『気にすんなよ』と言ってくださって。そう言わせたのは申し訳ないし、悔しい。ああいう場面で抑えられるピッチャーになりたい。というか、ならないといけない」。その後はしばらく登板がなかったが、19日・同戦でマウンドへ。八回を1回1安打無失点、2奪三振で見事にやり返した。「何とか抑えることを意識していた」と少し自信を取り戻した様子だった。

 深読みし過ぎかもしれないが、岡田監督の意図を感じた中日戦での再登板。指揮官が期待する変則右腕にとって飛躍のきっかけになれば、と思う。(西岡誠)