残業規制が厳しくなる昨今、サラリーマンが自分の給料を上げることは難しい。一度に何万円も昇給する会社はほんのひと握りで、たいていは数千円ずつ、こつこつと上げていくしかない。そこにコロナの影響で半強制的にはじまったリモートワークが、サラリーマンの残業代やボーナスに追い討ちをかけている。そんな中、副業で収入を増やしたいと考えている人は少なくないだろう。

 ここで、Amazonランキング1位(※)にもなった本書『サラリーマンはラクをしろ! 掟破りのhorishin流 不動産投資術』(horishin/ぱる出版)をもとに、「不動産投資」という選択肢を紹介する。著者のhorishin氏は、弁理士・中小企業診断士、そして不労所得家。サラリーマンながらに不動産投資をはじめ、113戸、約10億円の資産を保有しているそうだ。年間の不労所得収入は、なんと4000万円。景気変動の影響も受けにくく、安定して資産を増やしているという。

サラリーマンでもはじめやすい! 不労所得のメリット

 著者は、サラリーマンと不動産投資は相性がいいと語る。その理由は、以下の4つだ。

(1)体も頭も動かさなくていい
(2)長く続く
(3)再現性がある
(4)手持ちの資金ゼロから可能

 とくにサラリーマンにうれしいのは、(1)と(4)だろう。まずは、「(1)体も頭も動かさなくていい」。不動産投資は、自分で購入した物件を入居者に貸し出し、家賃収入で儲けを得るものだ。入居者の募集や賃料の回収は管理会社がやってくれるから、一度購入すればそれほど手間がかからない。株やFXのように毎日相場をチェックする必要はなく、寝かせておくだけでお金が入ってくるのだ。

 そして、「(4)手持ちの資金ゼロから可能」。サラリーマンは、劇的に収入が上がることが少ない代わりに、安定している。著者によれば、年収4000万円の社長よりも、年収500万円のサラリーマンのほうが、銀行は信用してお金を貸してくれるという。そのため、頭金がなくとも投資をはじめられるのだ。

経営コンサルの著者だから導き出された、不動産投資を軸に様々な投資商品を組み合わせ、不労所得を獲得する方法!

 投資には「攻め」と「守り」が存在している。どちらかに偏ってしまうとポートフォリオのバランスが悪くなりリスクとなってしまう。本書には投資の種類・順番・組み合わせを示した「ヴィクトリーロードマップ」が提唱されており、不労所得に興味のある人にとって非常に参考になる。ヴィクトリーロードマップに沿って投資を進めていけば、初心者でも不動産投資を主軸とした不労所得を手にすることができるだろう。著者の論理的思考や数値に基づく考え方は非常に参考になる。弁理士や中小企業診断士の観点だ。

 サラリーマンは、平日の日中を会社に拘束されている分、自由に使える時間が少ない。不動産投資は、その限られた時間で実践でき、大きく年収を増やせる可能性がある数少ない選択肢だ。著者の提唱する方法であれば限りなくリスクをゼロにできる。うまい話でも、行動しなければ変わらない。現状に満足できていないなら、まずは本書でノウハウを身に着けよう。

文=中川凌

(※)カテゴリ:アパート・ビル経営 期間:2/18〜2/22