エンジニアの開発部署では、仕事用以外に開発目的として複数のパソコンが与えられるのが一般的です。元エンジニアの漫画家・ぞえさんも、たくさんのパソコンに囲まれて仕事した経験のある一人。今回はそんなSE女子の日常をご紹介します。

 仕事で使うパソコンは何台用意されているでしょうか。多くの会社では1人1台ではないでしょうか。

 私は会社員のころ、4台のパソコンを使い分けていました。

 これは私だけでなく、開発部署の大半が1人3台のパソコンを所有していました。もっと多い人もいました。

 私はMacBookを管理していたので、さらに1台多かったのです。

 4台の内訳は以下の通り。

 ①メインで使うWindowsデスクトップパソコン
 ②サブで使うWindowsノートパソコン
 ③開発で使うLinuxデスクトップパソコン
 ④開発で使うMacBook Pro

 ①のメインで使うWindowsパソコンは、資料作成に使っていました。

 ExcelやWordは資料作成によく使うソフトではありますが、結構動作が重いのです。サイズが大きいファイルを開こうとしたら数秒待たされることもしばしば。

 メインで使うパソコンを開発に使うこともありましたが、開発用のツールを起動させながらExcelで資料作成しようとするとパソコンの動作が更に重くなるので、資料作成専用のパソコンとして使っていました。

 ②のサブで使うノートパソコンは、会議に持っていく用途が主でしたが、メールチェックやチャットツールの確認、タスクシュートを表示するのに使っていました。

 ノートパソコンの小さい画面でガッツリ資料作成するのはつらいけれど、メールやチャット返信には十分です。

 ③のLinuxデスクトップパソコンと、④のMacBook Proは開発用です。これは、iOSアプリはMac OSでないと開発できないためです。

 また、Android OSのビルドは社内ではLinuxでのビルド手順しか確立されておらず、他のOSではできませんでした。これが統合できると1台で済んだのですが、そうもいきませんでした。

 以上のような理由から、プロジェクトによって複数のパソコンを使い分ける必要がありました。

絵:ぞえ

メールやチャットに独自ルールを決めていた

 メールチェックやチャットツールの確認は、基本的にサブのノートパソコンで行なうようにしていました。

 メールやチャットの通知で仕事を邪魔されたくないので、メインで使うパソコンではメールソフトは表示せず、チャットツールもあえてインストールしていませんでした。

 メールやチャットの返信は「この時間に返信する」と決めた時間にしていました。メールやチャットの返信だけで仕事をした気になってしまっては、他の仕事が進みませんからね。

資料作成と開発用パソコンは分けるのが常識

 Windowsパソコン上でLinuxを動かし、開発用パソコンは持たない方法もあるのですが、私がいた会社では開発用パソコンは別に持つのが主流でした。

 Android OSのビルドには時間がかかります。ビルド中はパソコンの動作もかなり重くなります。

 パソコンのスペックにもよりますが、一つのパソコンの中でAndroid OSのビルドをしながらExcelで資料作成をしようものなら、ただの文字入力にもかなり時間がかかります。タイピングしたら数秒待つような状態です。

 これでは仕事になりません。作業効率を考えると、資料作成と開発用パソコンは分けたほうが良いのです。

「何でも屋」にはたくさんのパソコンが必要

 1人パソコン3台〜4台が当たり前、という台数は、システムエンジニアという「何でも屋」だからこその台数だと思います。プログラムも組むし、管理作業や資料作成も行なう。

 マネージャーからプログラマーまで、さまざまなことを担当するからこその台数だったと思います。

 パソコンが何台配布されるかは会社によっても、メイン業務によっても違います。

 私が聞いた話では、マネージャーとしての仕事がメイン業務の会社では、エンジニアでもノートパソコン1台という会社もあるようです。

 マネジメントがメインでも、デスクトップ&ノートパソコンで2台は欲しいなあ…。できれば、メイン業務を進めるパソコンとコミュニケーションを取るパソコンは分けたいです。

 1人パソコン4台は私の前職の話ですが、どの職種でも1人2台あってもいいよなぁ、と思うのです。

ぞえ