3月15日に放送されたアニメ『サザエさん』では、春を代表する和菓子「桜餅」が登場。関西圏と思われる視聴者からは、劇中で登場した“関東風”の桜餅に対し「桜餅が桜餅じゃない」などと驚きの声があがっている。

 話題になったエピソードは、作品No.8072「幻の桜餅」。ある日、隣町にある有名な和菓子屋さんで桜餅を買ってきたフネ。すると、おやつを探しに台所へ忍び込んだカツオが、それを発見しこっそり食べてしまう。実はこの桜餅、フネがのちに遊びにやってくるフネの女学生時代の友人にと用意した“とっておきの茶菓子”。すぐさま謝罪をしたカツオだが、フネは「別のお菓子を出すから大丈夫」と優しく諭す。

 しかし、サザエから「(あの桜餅は)学校帰りにお友達と食べた思い出の味にそっくりだから、わざわざ買ってきたのよ」と真相を明かされると、罪悪感に駆られたカツオは「あの桜餅を買ってくる」「絶対に母さんに届けるから」と一念発起。ワカメや波平から軍資金の援助を受け、血気盛んな様子で家を飛び出していく。

 途中、ハプニングに見舞われたもののなんとか和菓子屋さんに到着。しかし、肝心の桜餅は既に売り切れていた。店の人から「姉妹店には残っているかも」とどうやら磯野家が住む町に姉妹店があるという情報を聞くと、カツオはすぐさま自宅に電話。連絡を受けたサザエがその姉妹店までダッシュし、無事に購入完了! …と、ほっとしたのも束の間、帰り道も全速力でダッシュする。さすがのサザエも「もう走れないわ」と途中で息があがってしまう事態になったところでマスオが登場。サザエから桜餅を受け取り、“バケツリレー”ならぬ“桜餅リレー”が始まる。

 一方、磯野家にはフネの友人が到着。なんとか時間を稼ごうと、波平は庭の案内をしたり、ワカメとタラちゃんは無駄に絡んでいったりと各々苦肉の策を講じる。するとそこに、マスオからラストスパートを託されたカツオが自宅に到着。息も絶え絶えに、フネに「お母さんの大切な桜餅を食べちゃって本当にごめんなさい」と桜餅を渡すと、フネは目を丸くしながらも「カツオ。ありがとう」と大喜びするのだった。

 視聴者からは、家族一丸となって“桜餅リレー”を成功させたことに対し「桜餅を見るたびに思い出しそうな素敵なお話」「めっちゃ和む お茶の時間引き伸ばす優秀な在宅組と桜餅買いに走る組の連携プレーがすごい」「家族っていいな」「これを本当の桜駅伝と言います(笑)」などと感動の声が続出。また、劇中に登場した桜餅は、クレープ状の皮で餡を巻いた“関東風”(別名「長命寺」)。道明寺粉を用いておはぎのような“関西風”との違いに対し、関西圏と思われる視聴者からは「関東風の桜餅食べたことないなー」「京都のおたべみたいな形してたなぁ。初めてみたわ」などと驚く声が多くあがった。

 フネの出身地は静岡県。みなさんの思う桜餅は、どちらの桜餅だろうか。