恋愛の学校の講師、恋愛引き寄せアドバイザーと、恋愛にまつわるお仕事をされてきた広中裕介さんと西原愛香さん。前回は、お二人が引き寄せ婚に至った経緯と結婚生活の秘訣を伺いました。今回は、西原さんが産後クライシスを乗り越えた「感謝を書く」という行動についてと、お二人の初の共著である『大切な人に贈る世界でたった一冊の感謝ノート』(KADOKAWA)(以下、『感謝ノート』)について伺います。

<前編はこちら>https://ddnavi.com/interview/603158/a/

――旦那さんの感謝を手帳に書き記す…。それって、やはり長期間続けないと意味がなかったりするものなんでしょうか?

愛香 いえ、長く続けなくても、例えば「今自分は不足を見やすくなっているな」と自覚したときに、都度やって行けばいいと思います。それをやることで、ものすごく自分の癒しになるんです。ただ、繰り返しやってくるんですよね、そういう気持ち(笑)。だから気がついたときに書いていくと、自然とそういう思考に刷り込まれていきます。

――それは、例えば心の中で感謝を唱えるとかではダメですか?

愛香 思うだけじゃなくて、ちゃんと書き出すのがいいんです。可視化すると、してもらったことや嬉しかったことが、より入ってくるので。『感謝ノート』の場合、贈って嬉しいとか贈られて嬉しいとかいっぱいあるんですが、書いている人への効果がすごいんです。書いていてすごく暖かい気持ちになれるし、普段忘れてしまいがちなこと、当たり前になってしまって感謝し忘れていることに、改めて感謝できる。そうすると、相手との関係が絶対に良くなるので。

――ちなみに広中さんはご存知でした? 西原さんが感謝ノートをつけてらっしゃるのは。

裕介 知ってはいたんですが、内容はまだ見てないですね。

愛香 オンラインサロンとかには上げてるんですが、直接見せたことはないですね。でも自分が書いたノートを見ていると優しくなれるから、言葉に出せるようになりました。口下手な人は、ぜひ書いてほしいなと思います。
お仕事とかで他の男性と接していても、なかなか感謝って口に出して言ってもらえなかったりするんですが、自分から言うことによってすごく増えたんですよ。裕介さんも、すごく言ってくれるよね。

裕介 まあ…言えてない気もするけど(笑)。

愛香 ちゃんと言えてるよ(笑)。女性は本当に、ねぎらいの言葉と感謝の言葉で動けるので。本当に嬉しいんですよね、ありがとうって言ってもらえたら。

――感謝を言葉にするのは照れ臭くないですか?

裕介 まあ、これに書くようなことをシラフで言えと言われたら、照れますね(笑)。

愛香 裕介さんは割とサラッと言ってくれるんですが、そのサラッとですらなかなか聞けるもんじゃないと思っているので。特に男の人の場合は。

――男性の中には「言ったら損する」くらいに思っている人もいますね。

愛香 ねー、でも言ってくれたらパフォーマンスが上がりますよね。女性は。

裕介 愛ちゃんは割と具体的に言うよね。

愛香 でもそれって、引き寄せノートを書くようになると、言葉にすることが得意になると思うんですよ。結構考えて書くものなんですね、引き寄せノートって。感謝ノートも一緒なんですけど。

より効果的な『感謝ノート』の使い方は?

愛香 YouTubeでも話したんですが、感謝の書き方だけで伝わり方が全然違うんですよ。

――書き方だけで? 変わるものですか?

愛香 質問形式だとどうしても、やったときに箇条書きになっていることが多かったんですよ。けどその箇条書きだと伝わりづらいので、ストーリー調にして欲しいなと。なるべく、背景が思い出せる言葉で。これって考えないと出てこない言葉です。書く練習ってすごく良くて、言葉にできるようになるんですね。『「言葉にできる」は武器になる』という本にもあったんですけど。普段考えていることが言葉にできることだと思うので、書くことは言葉の豊かさにつながると思うんですよ。

――例えば西原さんはどんなことを書かれたんですか?

愛香 私の場合は、「結婚記念日に大きな花束を渡してくれたのが嬉しかった」とか「産前旅行のときにサプライズでメッセージカードを書いてくれたことが嬉しかった」とか。そういう、思い出せることを言葉にして、ちゃんと伝えるというのが大事で。例えばこれが「サプライズしてくれるのが好き♡」とかだと全然違うじゃないですか。

――確かに!

愛香 その風景を思い出すことで、感謝の気持ちって深まると思うんですよ、お互いに。読んだ方も、「あんなとき、こんなことがあったなぁ」という風に、思い出すのが大事だと思います。

どんな相手にも使って欲しい

――『感謝ノート』は付き合いたてのカップルがフレッシュな気持ちを封印するためのノートなのかな、と思っていましたが、どうなんでしょう?

裕介 そうですね、そういう使い方ももちろんアリだと思いますし、関係が深まっている間のこと、長く付き合っている間のこと、どんな時期でも使っていいと思います。

愛香 1年後に書いてもいいと思います。誕生日に贈り合う、とか。

裕介 違う感想が出てきたりしますしね。
あと、人って自分だけの人生を歩んでいるわけで、相手が本当にどう思っていたか、予想はできてもわからないじゃないですか。だからいい言葉でもすれ違いで受け取っていたりとか、悪い意味で取っていたりとか、誤解みたいなものがあったりする。そういう小さいズレが積み重なって、大きなズレになっていくので。『感謝ノート』で「こんな風に思っていたんだ」というのを知ると、相手とのスレ違いや勘違いが解けていくと思います。

――なるほどー。これ、むしろ男性側にこそ書いて欲しいですね。

裕介 そうですね、男性に書いてほしいです。あと、両親にも書いて欲しいですね。

――なるほど、親子関係にもいいんですね。

裕介 恋愛もそうだし人生もそうなんですが、やっぱり最初のベースは両親との関係なんですよ。人を愛するとはどういうことだろうとか、人と関わるってどういうことだろうとか。なので、自分が親に贈るでもいいし、親から贈ってもらうでもいいし、親子間で送り合うのもいいんじゃないかと思います。

喪った相手への手紙にも

――今回、お二人の初の共著ということですが、大変だったところは?

愛香 最初、誰に宛てて作ろうかというのがあって。対象をカップルだけにしてしまうより、さっきの話のように両親とか、あとは亡くなったペットに宛ててとか。裕介さんのお母さんは、最初これを見たときに、自分の母が早くに亡くなったからまずは母に書きたいって言ってくれました。書くことで、自分の癒しになるんですね。
あとは、自分に書きたいと言ってくれた人もいました。自己肯定感を育てたい、ということですね。

――自己肯定感は確かに、育むのが難しいものですよね。

愛香 なので、誰に宛てても喜ばれる質問を考える、というのが最初は難関でした。どんな関係でも書けるようにいろんな人の顔を想像しながら考えましたね。

――本当だ、質問を読み返すと、カップルだけじゃなくてどんな相手にも使える質問ばかりですね!

贈る側も贈られる側も、幸せになる本

――この本でお二人が特に注目してほしいところはどこでしょう。

愛香 二人で話して決めたんですが、この本は花束をイメージしてデザインしてもらったんです。
花束って見返りを求めて渡さないじゃないですか。純粋に自分の気持ちを届けられるもの。だからそれに合わせたデザインにしていただきました。花束を贈るような気持ちで贈ってほしいな、と思います。
ページの各所に私たち夫婦の言葉を置いているんですが、これは読者さんから選んでいただいた言葉なんです。今まで二人がブログに綴ってきた言葉を選んでいただきました。たくさんの大切な人たちの想いが入っているので。自分で書くのが恥ずかしいという人は、読むだけでも癒しの効果があると思います。

――最後に、この本を手に取る人へメッセージをお願いします。

裕介 人は生きている中でさまざまな問題が起きて悩むことも多いわけですが、その根本的なところで「自分は愛される存在なのか?」というのがすごく大事だと思っています。「自分が愛されるに足る存在である」ということがわかれば、辛いこと、うまくいかないことでも、切り抜けていく力になると思います。
もしそれが抜け落ちてしまっているとき、このノートを書いていくことで、自分の本音だったり、「愛されていたんだな」という実感とか、そのようなものを改めて得られる本になっていると思います。
贈る側にも贈られる側も、幸せになる本だと思っていますので。ちょっとこっ恥ずかしいとかあると思うんですけど……書くとわかります‼︎ 感謝ノートの書き方などについては、YouTubeでも発信していますのでぜひご覧になってください。

文=坂野りんこ 写真=内海裕之

【著者プロフィール】広中 裕介(ひろなか ゆうすけ)
1980年生まれ。独自の恋愛観に基づいた悩みの核心をつくアドバイスが好評を博し、口コミを中心に支持を受け、2013年恋愛の学校Love.t.Academyを設立。恋愛での 考えを通して、自分の生き方を見つめなおせる場として、講座、セミナーを全国で 展開。「恋愛の神様」の愛称で呼ばれるほど絶大な支持を受ける。自身の結婚を機にオンラインに力を入れ、恋愛や生き方に悩む女性にブログ、SNSを通じて エールを送り続けている。 著書に『既読スルーされた数だけ幸せになれる』『大好きな彼に絶対愛される!掟やぶりのLINE術』『「なんでいつもお金があふれているんだろう」と思うだけ!』 (以上すべてKADOKAWA)などがある。

アメブロ:https://ameblo.jp/wabisabi-y/
Twitter:@yusukehironaka

西原 愛香(にしはら あいか)
作家、恋愛引き寄せアドバイザー。劣等感を持ち、彼に振り回される恋愛ばかりだったが、引き寄せに出会い、自分自身を見つめなおしたところ、理想の彼との結婚、妊娠を叶える。ブログ、セミナーでは「ノートに書くこと」で自分を認め、理想の 恋愛を引き寄せる方法を広める。自身も書いた願いはほぼ叶えてきた。現実的な視点で盲点をわかりやすく伝え、「引き寄せ迷子」な女性たちから絶大な支持を得る。 著書に『恋愛引き寄せノート「でも」「だって」が口グセだった私が変われた!』 『やめるだけで最高の恋を引き寄せる 人生が瞬く間に変わる5つのノート』『【完全版】引き寄せノート大切な人の特別な女性になる65の質問』(以上すべてKADOKAWA)などがある

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Twitter:@aika_nishihara