「痩せたい」「痩せなきゃ」という気持ちはあっても、なかなかそううまくはいかないのが大多数の人間。無理をしてストレスが溜まれば体調を崩しかねないし、結局続かずに挫折したり、痩せるどころかリバウンドしてしまったりすることも多いのが現実です。でも、健康のためにもどうにかしなきゃ…どうしたらいいの…? そう悩んでいる人は、「すきまトレ」を試してみてはいかがでしょうか。

『最強ずぼら女子が成功した唯一のダイエット』(ちぃ/KADOKAWA)は、運動嫌いでギトギト料理大好物な著者がすきま時間を利用してダイエットに励み、無理なく痩せた方法を伝授している本。表紙のスラッとした足からは太っていたなんて想像できませんが、痩せる前は近所のスーパーに買い物に行くだけでヘトヘトになってしまうくらいに筋力がない、体が重い状態だったそうです。そんな状態から、いったいどうやって痩せたのか…。

生活の中にトレーニングをねじ込む!

 著者が最初に心がけたことは、朝、すきま時間を利用して少しでもいいから運動する、ということ。朝のトレーニングはカロリーの燃焼効率が良く、しかも一日中エネルギー消費が高い状態を維持できるんだそう。たった30秒でも、ストレッチだけでも、とにかくこなして自分を褒める! これを続けることで、少しずつ筋力を増やしていったそうです。

 例えば子どもを起こしながら、玄関で子どもを待っている間、子どもの習い事中など何かをしながら鍛えることで、「わざわざ時間を作る」という手間が省けます。たしかにこの方法なら、どうせ活動しているわけだし…と続けられそうです。

ダイエットはメンタル100%! 大切なのは「今やる意識」

 この「すきまトレ」を続けていくうえで大切なことは、ガマンや意志の強さではなく「今やる意識」。「あとでいいかな…」という弱気な心が出てくる前に動いてしまうのが著者流です。これが定着してくると、トレーニングをしないと気持ち悪い状況になっていき、つまりは「習慣化」できるそうです。

 トレーニングを続けていくうちに少しずつ筋力と体力がつき、体が軽くなって動きやすくなります。こうなってくると、日々の仕事や家事に割く時間も減って、よりトレーニングもしやすくなっていくのです。体が引き締まっていく様子を写真で記録していくのも、モチベーションを保つ秘訣!

「今日は何をしようかな…」は本書の部位別筋トレで即解決!

 後半では、著者が実際に痩せるためにやってきた筋トレ法が早見表&詳細な手順つきで紹介されています。本書があれば、「時間あるし何かトレーニングしたいけど、何しよう?」と考えているうちに時間が過ぎる…なんて残念な結果に終わることもありません。どの筋トレが体にどう作用するのか、気をつけるポイントはどこかなど、筋トレ初心者が気になることもしっかり網羅されています。

 これだけ具体的に書かれていれば、「今日はこれ!」とマネするだけで良いので気持ち的にも負担が少なくてすみますよね。カタログ感覚で眺めて選べぶと、ちょっとした楽しみにもなるかもしれません。

 このように、本書は決してストイックになりすぎず、可能な範囲で、でも継続してやっていく、という方法を推奨している本です。体は1日2日頑張ったところでなかなか変わりませんが、少しずつでも続けていけば必ず応えてくれます。

 また、著者は大事なこととして「痩せる=体重を落とすじゃない」とも書いています。脂肪よりも筋肉の方が重いため、体重ばかり気にするより目で見て体の変化を感じる方が大切! そういった意味でも、写真で記録していくことは大切なんだそうです。

「今までいろんなダイエットをしたけど続かなかった」「体力がなくてあまり運動できない」と悩んでいる人は、この『最強ずぼら女子が成功した唯一のダイエット』を参考にしてみてはいかがでしょうか? 筆者もつい、原稿を書きながら本書で紹介されている筋トレの1つ「内ももトレ」を始めちゃいました(笑)。

文=月乃雫