『医者が教える食事術』で、40歳メタボライターは17キロの減量に成功したか【40男のダイエット・最終回】

『医者が教える食事術』で、40歳メタボライターは17キロの減量に成功したか【40男のダイエット・最終回】

今から約半年前。40歳メタボライターが「めざせ17キロ減」を合言葉に始めたベストセラー書籍『医者が教える食事術』ダイエット。糖質中毒に陥った体にムチを打ち、糖質断ちを決行。これまでの不摂生でため込んだ脂肪と格闘した結果発表の日がついにやってきました! 果たして目標体重まで到達できたのか、それとも努力むなしく、「食」の誘惑に負けてダイエット失敗!となったのか?


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ついにこのときがやってきた!果たして結果は?

 キツさもあったかもしれないが、それなりに楽しくもあった糖質制限ダイエットの旅路。名残惜しくもあるが、この連載もそろそろ締めくくらなければならない。

 4月14日に、体重82.3キロだった私。そのとき身長から割り出した適正体重65キロから、マイナス17キロを目標に掲げていた(初回のタイトルにもうたっていた)。

 はたして、半年間の糖質制限でどこまで理想に近づけたのか?

 10月13日の計量、体重66.5キロにまでなんとか到達!(最終ページにビフォーアフターの写真を載せていますので、ご興味のあるかたはぜひ)

 6カ月でマイナス15.8キロ。大目標のマイナス17キロとまでは行かなかったが、数キロの誤差はどうかご寛恕いただきたい。これでもすごくないですか!?と、自画自賛してみる。

 当初目標も「夢は大きく」と過大気味に設定していたつもりだった。自分の意識としては「大健闘」なのだ。

 体重以外の数値にも成果は現れていた。体脂肪率は25.5%(軽肥満)から17.4%(標準)へ。BMIも「肥満」の領域にあった28.1から、普通体重の22.7へ。

 なお、日本人はBMIが25以上になると糖尿病や循環器疾患のリスクが上がるため、そこからが「肥満」と設定されているとのこと。この体重を維持できれば、これからの自分の健康にもたらされる恩恵、いかばかりであろうか。そういえば、連載担当のKさんに前回会ったときも「肌の色つやがよくなった」と言われていた。

 適正体重に達するまで今までどおりの糖質制限は続けるつもりだ。ただ、体重を落とすためには糖質摂取1日60グラムまでという厳しい制限が必要だったところから、体重を維持する段階に入ると男性は1日120グラム、女性は110グラムにまで制限が緩和される。目標達成後は、少し食生活のバリエーションは増やすことができそうだ。そのときは調子に乗って元の木阿弥、とならないように気をつけたいところだ。

体重減に気を良くし、よくばって健康増進に邁進

 前回、『医者が教える食事術 最強の教科書』の牧田善二先生に改めてお話を伺ったことをきっかけに、終末糖化産物(AGE)の摂取を抑えて、さらに健康になりたい、長生きしてみたい、という欲が出てきた。体重減で体調も外見もよくなって、人生が楽しくなってきたということだろう。

 そんなわけで、このごろは次々と『医者が教える食事術』シリーズの勧める食習慣を取り入れている。

 まずは、肉だ。

 いつも通りがかる公園を実践の場所と決めたことで、筋トレが習慣化できたと何度か書いた。筋トレのためなのかよくわからないが、やった晩は無性に肉が食べたくなることがある。

 糖質制限ダイエットの視点から考えると、肉は別に禁じられているわけではない『医者が教える食事術2 実践バイブル』によると、牛肉は「たまに」くらいに留めて、鶏肉を食べるのがいい。また、内臓肉の摂取は推奨されている。

 内臓肉については、よく通る駅の近くに1000円と少しでモツ串5、6本とレモンサワー1杯がいただけるお店を見つけたので、なんだかんだでそこに行くことが多い。

 焼き鳥を含む串焼きは、タレか塩か自分で決められるのがいい。また、時々行く立ち食いステーキ店も、ソースか塩か、味付けを自分でできるので糖質制限ダイエット中の身からすればありがたい。微量かもしれないが、タレにもソースにも砂糖が入っているからだ。

 問題は、そうしたオプションがない場面である。

焼肉に潜む糖質 AGEと糖質をダブルで抑えるレモン汁マリネ

 以前よく行っていた、非常にリーズナブルな焼肉店があった。糖質制限を始めてから、息抜きのためにその店に行ってみて、驚いたことがある。

「肉がめちゃくちゃ甘い……」

 そうなのだ。糖質を極端に身体に入れない生活は味覚にも影響を及ぼし、以前はそれほど感じなかった隠し味としての甘味さえ鋭敏にメインの味として感じるようになってしまったのだ。そういえば、料理に挑戦していた頃にも、ニンジンをすりおろしてドレッシングにしてみようかと試したところ、ニンジンに含まれていた甘味だけですさまじく甘く感じられて、2、3回やって、もうやめてしまったということもあった。

 つまり、自分の好きだった焼肉店では肉を漬け込む、あるいは焼いた後でからませるタレには少しどころか、かなり糖が入っていることが自分の舌で確かめることができたのだった。

 以来、そのお店から足が遠のいていたのだが、『医者が教える食事術』シリーズで説かれるAGE対策もしっかりしていこうと本を読み返して、ふと思い出した。

 本には、高温で肉を調理する際には酢でマリネするとAGEの発生を抑えることができる、とあった。

 そして、件の焼肉店には、タン塩を食べるときのためのレモン汁が常備されていた。焼く前に肉をレモン汁でマリネしておくと、甘すぎるタレもある程度落とせるのではないか。うまくいけば一石二鳥だ。

 おそるおそる、お店に行って、試してみた。レモン汁を入れた皿で肉を広げながら数度、裏表ひっくり返して網の上に置くと、白い泡が多少浮いて出るが普通に焼けた。それにさらにレモン汁をまぶして口に運んでみると、甘いには甘いのだが、前の時に比べるとずいぶん甘味は解消され、また、レモン味というのもなかなかいい。

 牛肉は、時々しか食べてはいけないということなら、自分のやりたいように食べたいものだ。1種類の肉をがっつり食べたいときはステーキもいいのだが、炭火焼きでいろんな肉を少しずつ食べてみたいという気分の時もある。

 焼肉から完全に糖を抜くというのはできない相談なのだろうが、レモン汁でのマリネという技で、運動のごほうびにリーズナブルな焼肉を時々は選ぶことにも抵抗感はなくなりそうだ。

食べ過ぎ注意 モノを選べば、チョコレートを食べてもいい

 ポリフェノールが豊富で抗酸化力があるという、カカオ分75%以上のビターなチョコレートも食べるようにした。

 最初、「ずっと続けるなら、買いやすい方がいいだろう」と高カカオ分をうたう高級そうなチョコレートを避けて、普通のブラックの板チョコを選んでみた。しかし、これがひとかけ食べてみると甘い。どうもおかしい。本によるとカカオ分が高ければ、あまり甘くないはずだったのだが。

 メーカーの名前と「カカオ分」でネット検索してみたら、理由がわかった。板で売られているブラックチョコのカカオ分、ミルクチョコとあまり変わらず35〜40%。甘いはずだ。ただ単に、ブラックを名乗るだけでカカオ分が高いと早合点してしていた。

 カカオポリフェノールの量はミルクチョコが50g中354mgであるのに対して、ブラックチョコは50g中640mgと、確かに板チョコ同士では段違い。ただ、そのために糖質をたくさん摂ってしまっては意味がない。

 それに対して、カカオ分を前面に押し出す商品は72%、86%、95%と高率。カカオポリフェノールは5g中(小分け包装で内容量が少なくなっている)それぞれ127mg、147mg、174mg。

 健康のためだけにチョコレートを買うのであれば、多少高くてもカカオ分が高いと銘打ったものを買わざるを得ない。

 実際、カカオ分が9割近い88%のチョコレートを購入し試してみると、甘味に過敏になっている今の自分にも確かにそんなに甘くなかったのであった。濃いココアでも口に入れているような感じだ。

 気をつけなければならないのは、同じ高カカオ分のチョコレートでも、88%と70%、差し引き18%違うとかなり味も違ってくるということ。ひどく疲れたときに、いつも買っていた88%のチョコレートの定位置にあった同じデザインの箱を漫然と購入、ひとかけ食べるとなぜかこの日に限ってやたらおいしく感じられる。もう1枚、もう1枚と、あれよのうちに結局1箱食べてしまった。

 空き箱を見比べてみたらカカオ分70%。88%が売り切れていて、似ていたから間違えて買っていたのだ。「いやぁ、カカオの苦みと糖分の甘味の配合が絶妙で、最高だったぜ」などと言っている場合ではない。結局、うますぎると食べ過ぎてしまうので甘くないくらいが用量を守った節度ある食養生にはちょうどよいのだ。

糖質制限しても、食の楽しみはある 
理想体重に届くまで、ダイエットは続く

 ナッツ類も、積極的に摂るようにした。アーモンドとくるみ、各1袋ずつ無塩、素焼きのものを買うようにしている(有塩のアーモンドはつまみにいいように、かなり塩辛くなっているのだ)。2袋買うと1200円以上するが、間食にちょうどよくて買い足すのをやめられない。本によれば、1日ひとつかみくらい食べるととてもいいということだったが、絶対にそれ以上食べている。

 中毒とまではいかなくても、口寂しくて何か食べたくなるという方向性はロカボ食品であれ、残ってしまうようで……。

 以前、少し言及した海藻も、本の中で推奨されている。夏は、よくめかぶのパックを食べていた(もずくは今の自分には甘すぎて、続かなかった)。最近、地元・山口で見つけたのはアカモクという海藻。結構粘りのある岩海苔みたいな感じで、袋から出したものを食卓に出されたので、ポン酢をかけて箸で混ぜてもなかなか混ざってくれないほどの粘性。しかし、これがうまい。一袋だと一人には多すぎる量なのだが、なんだかんだで全部平らげてしまう。

 こうしてふり返ってみると、糖質を制限したとしても、それ以外のところでいくらでも食の喜びは見つけ出せることがわかる。節制はしつつも、おいしくダイエットできたというのは幸せであった

 最初は体重だけに意識がいっていた。しかし、食生活も、味への嗜好も変わり、健康的な運動習慣までつき、人が受ける印象も多少変化したようで、正直、ここまで自分の生活がトータルに改善し、周辺の見る目さえ違ったものになってくるとは思わなかった。自分の身体という、なによりも大切なものについて、改めて向き合う、本当によい機会をいただいた。

 この企画を持ってきた下さった連載担当のKさん、そして『医者が教える食事術 最強の教科書』著者の牧田善二先生に、心から感謝したい。

 さて、理想体重までもう一歩! リバウンドには気をつけながら、あと少し、ダイエットを続けていきたい。


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