ブラッシングや歯みがきなどのお手入れには、身だしなみを整える以外に怪我や病気から愛犬を守る重要な役割があります。また、普段から愛犬に触れ、体の状態を知っておくことで、体調の変化に気づきやすくなります。
今回は、そうした日々のお手入れの素朴な疑問にお答えします。

換毛期のブラッシング。終わりどきって?


驚くほどの抜け毛がある換毛期。ブラシをかけてもかけても毛が抜ける……犬あるあるですよね。飼い主さんの中には、「毛が抜けなくなるまでブラッシングをしたい」と思う人もいるでしょう。
しかし長時間のブラッシングは、犬の体に負担をかけるので禁物です。「ブラシにつく毛が減ってきたかな?」と感じたら終了しましょう。

乾燥肌の犬。保湿人用トリートメントは有効?


犬の皮膚がカサカサしている……どうにかしてあげたいと思っても、人用の保湿トリートメント剤を使用するのはおすすめできません。なぜなら、人と犬では酸性やアルカリ性といった皮膚のPHが異なるからです。
愛犬の乾燥肌が心配な場合は、かかりつけの動物病院に相談し、適切な保湿剤を出してもらうのがよいでしょう。

苦手な歯みがきを好きにする方法は?


歯みがきを嫌がる犬には、おやつ等のご褒美を上手に使う方法がおすすめです。
たとえば、口に触れることができたらご褒美を与える、歯に歯ブラシを当てられたらご褒美を与える……といったステップを踏みながら慣らしていきます。歯垢は3〜5日で歯石化するので3日以内に全ての歯を磨けば、おやつを与えながら歯ブラシをしても問題ありません。

耳掃除の頻度が知りたい……


自宅での耳掃除の頻度は、犬種や個体差にもよります。垂れ耳の犬や耳の中の毛が多い犬、外耳炎を起こしやすい犬などは、毎日もしくは1日おきくらいの頻度で耳のチェックを行ってください。
ただし耳が汚れにくい子の場合は、頻繁に耳掃除を行うとかえって耳のトラブルを招く恐れがあるので、週に1〜2回くらいを目安にしましょう。

こんなときはプロにお願いしよう


固く絡まってしまった毛玉は、無理にブラシを通そうとすると犬の皮膚を痛めるのでプロにお任せするのが正解です。
また、扱いが難しいハンドスケーラーを使った歯石取りも、犬の口を傷つける恐れがあるためプロに任せた方がよいでしょう。

正しいケアで愛犬を守ろう♡


健康チェックはもちろん、コミュニケーションにもなる愛犬のお手入れ。正しい方法で行い、愛犬の健康を守りたいですね。ぜひ、参考にしてください。

参考/「いぬのきもち」2016年2月号『部位別 病気・ケガのサインをチェック!ポイントをおさえて愛犬の健康維持に役立てよう!病気・ケガから守るお手入れ 厳選10』(監修:フジタ動物病院院長 獣医学博士 藤田桂一先生、獣医師 小倉啓介先生、動物美容師 林みゆき先生)
   「いぬのきもち」WEB MAGAZINE『獣医師が答えるQ&A(美容・トリミング)』
文/しばたまみ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。