冬は人間も犬も、冷えと水分摂取量が少ないことで膀胱炎になりやすい季節です。愛犬のおしっこの色を観察していると、尿の病気に早く気が付けるかもしれません。日頃からおしっこのチェックをする習慣をつけましょう!

チェックポイント①:普段のおしっこの色を確認


室内犬の場合、トイレシートの交換時に飼い主さんが最初にチェックできるのが「おしっこの色の確認」です。よりわかりやすくするためには、できればトイレシートは無地の白いものを使用するとよいでしょう。

犬の健康なおしっこは「淡く濁りのない黄色」をしていて、朝一番のおしっこは「少し濃い黄色」のこともあるでしょう。毎日のお世話の中で、トイレシートがどんな色になるのかを観察しておくと、異変があった際にすぐ対応できます。

例えば、「色が薄い」「少し濃い黄色」のときは2〜3日様子を見て、変わらないようであれば動物病院を受診しましょう。

チェックポイント②:異変のあるおしっこの色を知っておく


愛犬が明らかにいつもと違う色のおしっこをしているときは、病気の可能性があります。それぞれ例を挙げると、

「濃い黄色」の場合は、脱水による尿の濃縮や膀胱炎の可能性があります。

「茶色がかった色」「茶色いオレンジ色」の場合は、肝臓の病気やタマネギ中毒の可能性もあります。

「無色透明」の場合は、腎臓機能の低下や慢性腎不全、糖尿病なども考えられます。

トイレシートをよく見ると「キラキラ光っている」場合は、結石の前段階である結晶の可能性があり、そのままにしておくと結石になるリスクとなります。

「緑色」の場合は、緑膿菌という細菌に感染したことが原因の膀胱炎や前立腺炎などが考えられます。

「赤い」「ピンク色」の場合は、おしっこに血が混ざっている状態です。膀胱炎や尿石症、前立腺炎、腫瘍などの病気の可能性もあります。全体的に赤く染まったおしっこは「血尿」なので、すぐに動物病院を受診しましょう。

おしっこは健康のバロメーターです。普段からチェックを行い、色だけでなく、飲み水の量と尿量の関係やニオイなどに異変を感じたら、放置せず獣医師に相談することをおすすめします。

監修:いぬのきもち獣医師相談室
文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿いただいたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください