飼い主さんが「愛犬のため」と思っていても、じつはその行為が犬にとっては不快なものになっていることがあるようです。また、そのときに犬は「嫌だ!」というサインを見せていることも。今回、いぬのきもち獣医師相談室の先生が解説します。

飼い主さんはよくても犬は嫌がる行為2つ


よくある飼い主さんの「よかれと思って」の事例としては、下記の2つがあります。それぞれ「犬が不快に思うポイント」と「こうするといいというポイント」について見ていきましょう。

①何かを伝えたいときに愛犬の目をじっと見て語りかける→NO!

「目を見て話せばわかるだろう」と愛犬に長々と語りかけるのは、犬にしたら意味がわからずにとても不快な行為です。

語りかけずに「ひとこと」で指示を!

愛犬に何かを伝えたいときは、「ひとこと」で指示を出すようにしましょう。目を見て指示を出すのはよいですが、愛犬が目をそらすほど見続けるのはストレスのもとになってしまうので注意してくださいね。

②食事の時間に、愛犬が食べ終わるまでずっと見続けてあげる→NO!

愛犬が食事をしている姿はとてもかわいいものですが、犬にとっては「食事をとられてしまうかも!」と感じて早食いになってしまったり、見続けられることをストレスに感じることがあります。

離れたところで観察しよう!

食事の様子を観察することは大切なことですが、犬から1m以上は離れてさりげなく観察する程度にとどめたほうがよいでしょう。

犬が嫌がっているときの見せるサイン5つ


愛犬がストレスを感じたときに、自分や相手を落ち着かせようと行うしぐさを「カーミングシグナル」といいます。これは犬にとっての「嫌だな」というサインとも言いかえられます。

たとえば……

体をぶるぶると振る
しっぽを振る
あくびをする
目をそらす
背中を向ける

などがカーミングシグナルです。もしこのようなサインが見られたら、「今嫌がっている可能性があるかも」と、飼い主さんは気づいてあげてくださいね。

(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
※写真は「いぬ・ねこのきもちアプリ」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/Honoka