【ひと目でわかる比較表付き】NISAとiDeCoの違いをたった4行で!

【ひと目でわかる比較表付き】NISAとiDeCoの違いをたった4行で!

 NISA、ジュニアNISA、つみたてNISA、iDeCo――。日本には現在、国による4つの投資優遇制度があり、その違いがわかりにくい。

 いずれも税金面で国が出血大サービスをしてくれるので、老後の資金不足解消のためにもぜひ始めたいところなのだが、どれを選べばいいかわからない人は多い。

 それぞれに一長一短があるのだが、自分にとって有利なのはどれなのか? 別冊アエラ『大人の株主優待ランキング』に掲載された記事を再構成して紹介しよう。



*  *  *
 NISAなどの投資非課税制度が次々と発足したのは、株価低迷と日本人の老後不安が背景にある。

 そこで政府・金融庁は2014年、英国の投資優遇制度(ISA=個人貯蓄口座)をお手本に、税率ゼロの投資優遇制度としてNISAを創設した。

 マネックス証券の西尾貴仁さんは、「株式や投信での運用を奨励し、株価低迷の打開と老後不安の解消という一石二鳥を狙う大胆な経済政策です」と評価する。

 NISA、19歳以下が対象のジュニアNISA(運用は親権者)は、預貯金が対象外。株式市場や投資信託へ資金を誘導したいという意図が感じられる。

 一方、年金行政を担う厚生労働省も個人型確定拠出年金(iDeCo)を2017年1月に立ち上げた。こちらは国民年金や厚生年金とは別の積み立て制度を作ることで、老後資金を自助努力で築くよう促している。

 iDeCoから見たNISAとの違いは、「NISAは株式投資がOKで、iDeCoはNG(投信と預貯金メイン)」ということ。期間は40年と長く、貯めたお金の引き出しは60歳からと、制約も多い。投資より貯蓄の色合いが濃い制度だ。

 こうして文章でそれぞれの特徴を書いていくと非常に長くなるのだが、どんなに丁寧に書いても分かりにくい。さすが(?)はお上の作った制度だ……。

 そこで本誌は、NISAとiDeCo4つの投資優遇制度を横並びに比較した表を作った。「NISAって何?」「iDeCoって何?」という記事は雑誌やウェブ上に氾濫しているのだが、「NISAとiDeCoを横並びで、本気で比較した表」は、探しても意外に無いのである。


 株式に投資したい人は、NISA一択。株主優待狙いの株式投資も、もちろんNISAだけだ。メリットは、いつでも引き出せること。

 非課税期間が5年と短いので老後資金の確保に心細い人と考える子育て世帯は、ジュニアNISAと併用する手もある。

 老後資金だけが目的ならiDeCoが一番いい。値上がり益や配当などへの非課税はNISA系の優遇制度と同じだが、月々の拠出金が所得から控除されるので、節税効果は最も大きい。

 非課税になる年間投資額は最も多い自営業者で81万6000円。40年続ければ3246万円とダントツで大きい金額になる。

 まとまったお金がない人はつみたてNISAで少額からコツコツ始めるといい。非課税期間は20年もあるのに、引き出し自由だ。

 表の要点だけまとめると、以下のようになる。

●株式投資をしたいなら、NISA
●子供がいて、さらに投資枠を増やしたいなら、ジュニアNISAを併用
●投信の積み立てを少額でしたいなら、つみたてNISA
●とにかく税金で得したい&60歳まで引き出せなくていいなら、iDeCo

(経済ジャーナリスト・大場宏明、伊藤雅浩)

※AERA増刊『AERA with MONEY 大人の株主優待ランキング』より


関連記事

おすすめ情報

AERA dot.の他の記事もみる
主要なニュースをもっと見る
社会のニュースをもっと見る
経済のニュースをもっと見る
政治のニュースをもっと見る
国際・科学のニュースをもっと見る
エンタメのニュースをもっと見る
スポーツのニュースをもっと見る
トレンドのニュースをもっと見る
生活術のニュースをもっと見る
地域のニュースをもっと見る

経済 アクセスランキング

ランキングの続きを見る

経済 新着ニュース

新着ニュース一覧へ

総合 アクセスランキング

ランキングの続きを見る

東京 新着ニュース

東京の新着ニュースをもっと見る

東京 コラム・街ネタ

東京のコラム・街ネタをもっと見る

特集

特集一覧を見る

記事検索