川谷絵音が音楽へのストイックさ語る「つい熱くなってしまうんです」

川谷絵音が音楽へのストイックさ語る「つい熱くなってしまうんです」

「私以外私じゃないの」でブレーク以降、目が離せないミュージシャン、川谷絵音さんのご登場です! 約半年間の沈黙を破り、今春からリリースラッシュ中。林真理子さんとの対談で新曲に込めた思いなどを明かしました。

*  *  *
林:ゲスの極み乙女。のアルバム「達磨林檎」が5月に出て、7月にはindigo la Endのアルバム「Crying End Roll」が出たんですね。

川谷:(アルバムを渡して)これ、聴いてください。

林:ありがとうございます。わっ、サイン入り……じゃないか(笑)。なんで「達磨林檎」というタイトルにしたんですか。

川谷:達磨と林檎は似てるなと思ったんで。

林:達磨と林檎が似てる? その感じがわからない(笑)。

川谷:シルエットが似てるじゃないですか。ぜんぜん違うものだけど、遠くから見たら、達磨か林檎かわかんないと思うんで、「どっちでもいいんじゃない?」と。遠くから見たら何でもないことを、みんなやたらと近くで見て「これはこうだ」とか言うから、めんどくさい世の中だなと思って。「遠くから見たら一緒だよ。赤くて丸いんだから」みたいな。

林:赤くて丸ければみんな同じ……。

川谷:みんなものごとを一点集中型で見てて、自分のものの見方がぜんぜんできてない。誰かがこう見たら、「ああ、そうなんだ」っていう人がけっこう多いんで、そうじゃなくて、ものの見方はいろいろある、という意味もあって。

林:「達磨林檎」に「小説家みたいなあなたになりたい」という曲があるので、小説家に興味を持って、今日ここに出ていただいたのかなと。

川谷:本はすごく好きなんです。

林:私の本、読んでくださったことあります?

川谷:それがないんですよ。

林:ないですよね(笑)。「いけないダンスダンスダンス」なんていう曲、どう見ても村上春樹さんの影響かと。

川谷:それ、関係ないです。村上春樹さんの本は読んだことはあるんですけど、難しいじゃないですか。

林:純文学を読んでるのかと思った。

川谷:ハードボイルドストーリーしか基本読まないです。

林:誰の本を読むんですか。

川谷:大沢在昌さんの『新宿鮫』シリーズとかですね。

林:大沢さんに会ったことは?

川谷:ないんです。

林:作家で会った人って誰ですか。

川谷:誰にも会ったことないです。

林:じゃ、私が初めて?

川谷:そうです。

林:光栄です。大沢さん、一度会ってみるといいかも。お酒飲みます?

川谷:飲みます。

林:今、文壇があるとしたら、それをリードしてる遊び人の2人が大沢さんと北方謙三さん。いつもバーやクラブに行ってるから、連れてってもらったらいいですよ。「おい、川谷」とか言って連れ回しそう。

川谷:深酒は苦手で……(笑)。それに僕、はっきり意見を言ってしまう性格でして……(笑)。異ジャンルの方は、音楽に対してわりと率直にパコンと意見をくださるから、つい熱くなってしまうことがあるんです(笑)。

林:音楽を知らない人にグチャグチャ言われるのイヤだとか?

川谷:意見は参考になるのでありがたいですが、1%でもウソが入っていると拒否反応が出ちゃうんです。音楽に興味がなくても純粋な人の話はちゃんと聞くんですが、1%のウソが入ってもすぐわかるんで。

※週刊朝日 017年8月11日号より抜粋

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