映画「グッバイ・ゴダール!」出演のステイシー・マーティン 「ゴダールを知らなくても全然OK!」

映画「グッバイ・ゴダール!」出演のステイシー・マーティン 「ゴダールを知らなくても全然OK!」

 女優のステイシー・マーティンが、自身が出演する映画「グッバイ・ゴダール!」についての思いや、自分自身について語った。



「ゴダールを知らなくても全然OK! だってタイトルが“グッバイ”なんだもの!」

 すらりとした四肢で英語とフランス語を操るステイシー・マーティン(27)は、そう言ってキュートに微笑んだ。ジャン=リュック・ゴダールの2番目の妻アンヌ・ヴィアゼムスキーの自伝的小説をもとにした「グッバイ・ゴダール!」で、アンヌ役を好演している。監督は「アーティスト」でアカデミー賞に輝いたミシェル・アザナヴィシウスだ。

「監督は最初から『伝記映画にはしない』と言っていたの。監督らしくポップコラージュのように咀嚼して再解釈したラブストーリーであり、コメディーでもある。コアなゴダールファンで『気に入らないけど、笑った』という人もいて、おかしかった。さまざまなディスカッションのきっかけになることが、映画の素晴らしいところだと思っている」

「ニンフォマニアック」で鮮烈なデビューを飾った。彼女もアンヌのように、監督に影響されることはあるのだろうか。

「私はコラボレーションしたすべてのアーティストからインスピレーションを与えられている。ラース・フォン・トリアー監督との仕事もそう。彼は大胆で若々しくて、遊びながら映画を作っているようなところがあった。だから監督を信じて、物怖じすることなく、飛び込んでいくことができたの。自分もそうやって物を作っていけばいいんだ、と感じさせてもらえた」

 アーティストとは常に問いかけをやめない人だと言う。

「ゴダールは自問を続け、いまの自分を否定し、そこから何が生まれるかを見ようとしていた。そのことを理解したうえで、アンヌはゴダールがアーティストであり続けられるように最後に別れる決断をする。そのやり方はとてもエレガントで誠実で、私はすごく胸を打たれたの」

 7歳から13歳まで父の仕事の関係で日本に住んでいた。

「普段は東京でリセ(フランスの学校)に行っていたんだけど、夏の3カ月間だけ日本の学校に通ったことがあるの。みんながとてもマジメに勉強をしていたのが印象的だった。日本は私に自由を与えてくれた場所であり、いまもフランスと同様に私の一部でもあるわ」

(ライター・中村千晶)

※AERA 2018年8月6日号


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