有吉弘行、「ブーム終焉」どころか露出増…10年以上も人気を保っている理由

有吉弘行、「ブーム終焉」どころか露出増…10年以上も人気を保っている理由

■坂上忍の登場でブームが去ると見られていたが……

 2018年の「ユーキャン新語・流行語大賞」にノミネートされるなど、日本でも徐々に盛り上がってきた「eスポーツ」。10月からテレビ東京でタレントの有吉弘行(44)をメインにした新番組「有吉ぃぃeeeee!そうだ!今からお前んチでゲームしない?」の放送が開始し、話題となっている。



 ゲーマーとしても知られてきた有吉が、お笑いコンビ・タカアンドトシやアンガールズの田中卓志(42)などとともに、ひたすらゲームをし続ける同番組。実際に芸能人たちがオンライン対戦に参加したり、ゲームを練習するものの、なかなかなうまく行かなかったりとゲーム実況的な要素もあり、まるで友人の家でゲームを見ているような番組構成が注目を集めている。また、放送終了後にテレビ東京の公式YouTubeチャンネルで練習風景なども見られることも好評を博している。

 お笑いコンビ・猿岩石として、そのキャリアをスタートさせた有吉。CDデビューを果たすほどのスターとなった時代から一転し、どん底の不遇時代を経験。だが「内村プロデュース」(テレビ朝日/2000〜2005年)などの番組で徐々に露出が増え、2007年に「アメトーーク!」(テレビ朝日)で品川祐(46)に対して、かの有名な「おしゃべりクソ野郎」というあだ名を言い放ち、毒舌芸人として一気に再ブレイク。以降、レギュラー番組を増やし、数々の冠番組を抱える売れっ子MCとなった。

 テレビで有吉を見ない日はないという状況になったが、2015年ごろから「そろそろ限界」といった声が囁かれてきた。同じく毒舌を売りにした坂上忍(51)がブレイクしたこともあり、一時の有吉フィーバーは去ったかに見えた。

「有吉さんが本格的に再ブレイクして話題となっていたのが、たしか2010〜2011年頃。当時は、有吉さんはテレビが映っていないところだとやたら暗くて、性格も気難しかった。そうした対応に対して苦労していたスタッフがいたことも事実です。2010年頃から続いていた冠番組でもさすがに5年もやれば視聴率も落ちますからね。そういった部分を切り取って、悪いニュースに仕立て上げられたこともありました」(民放バラエティー番組ディレクター)

 しかし、実際蓋を開けてみればそうでもない。もちろん終わった番組もあるが、2018年末現在、冠番組だけで7本。不定期放送も入れたら10本以上。さらにレギュラーもいれたらテレビに出ていない日はないほどの相変わらずの売れっ子ぶりなのだ。

「実はいろんな好感度ランキングで有吉さんはトップ3の目立つ位置に入らないんです。好きとも嫌いともならない。それでもCM出演は続いていて、安定した人気がある。持ち味の毒舌にしても奇抜なコメントをいいまくるというよりは、うまく視聴者の心理を代弁して的確なタイミングでズバッと言いますし、自分以上に濃いキャラがいたらすっと譲ることもできる。そうした力の抜けた巧みさが視聴率を維持し、人気を保つ秘訣なんでしょうね。それらはMCとしてだけでなく、トーク番組の“裏回し”としても生きているので、重宝されると思います」(同)

■さんまと浜田と有吉にしかない「ある能力」

 また、別の放送作家からはこんな話も。

「あれだけたくさんの冠番組をやっていたら似たテーマの番組が出てきてもおかしくない。番組を提案して、有吉さんサイドに企画を通すのもひと苦労です。そんな状況下でも新番組が登場しているんですからすごい。結局、今でもテレビ番組のMCとして有吉さんとマツコ・デラックスさん(46)に代わる新しい人が現れていないんです。不定期で放送されている『有吉の夏休み』(フジテレビ系)なんて、ただはしゃいで遊んでるだけのロケ番組なんですが、それでも120分も持たせて、面白く見させられるのは相当な人気と実力がないとできないことです」
 
 ことほどさように、その人気ぶりを証明し続ける有吉。ある芸能事務所の関係者は彼が今も芸能界のトップでサヴァイブする能力についてこう解説する。

「芸能マネージャーの視点から言うと、有吉さんは純粋に観察力がズバ抜けて凄いのです。例えば雛壇の上で登場していても、カットされそうな場面では積極的に他の出演者のコメントを拾いに行かず、逆に番組で使われそうな部分があれば全力で話題を広げていく。だから、オンエアで滑ってるところはあまりない印象を受けます。このように、収録中に自分で“編集点”を作れる芸人として優秀ですし、制作サイドとしてはやりやすいでしょうね。他にこういった編集点を作れたり、考えられる人の代表的な例は明石家さんまさん(63)、浜田雅功さん(55)くらいです」

 お笑い評論家のラリー遠田氏も、有吉の人気が衰えない理由をこう分析する。

「ひと言で言うと対応力があって器用だから。有吉さんは毒舌というイメージが強いが、なりふり構わず噛みついていたのは、実は再ブレークの初期の頃だけです。その後は、自分のポジションや番組の性質を見極めて、どういう振る舞いをするか冷静に判断している。また、各雑誌が発表する『好きな芸人ランキング』で常にベスト10に入っていることからも分かる通り、実は好感度が高い。だから、テレビ東京のeスポーツの新番組や『ぶらぶらサタデー』(フジテレビ)など、有吉がただ楽しく遊んでいるだけに見えるようなゆるい雰囲気の番組も成立する。笑いの要素が強い番組から、そうではない番組まで、幅広く対応できるのが強みでしょう」

 このように、大物MCたちと同じ能力を発揮している有吉。今後もその安定した快進撃は続きそうだ。(ライター・黒崎さとし)






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