ディーン・フジオカは「正体不明のイケメン役日本一」 テレビ批評家が脱帽

ディーン・フジオカは「正体不明のイケメン役日本一」 テレビ批評家が脱帽

 漫画家&TVウォッチャーのカトリーヌあやこ氏が、「レ・ミゼラブル 終わりなき旅路」(フジテレビ系 1月6日21:00〜)をウォッチした。

*  *  *
 その経歴、絶対嘘ですよね。てな、うさんくさい正体不明のイケメンをやらせたら、日本一。俳優界のショーンK(成立してるのか、この例え)ことディーン・フジオカなのだ。



 考えてみれば、出世作「あさが来た」の五代友厚も、いきなり炭鉱に馬で駆けつけ、人妻に「ファーストピングィン(ペンギン)」などと囁きかける謎の男。

 こいつが、実はモンテ・クリスト伯ですと、言われても納得だ。そんなおディーン様の正体不明シリーズ最新作がこのドラマ。

「巌窟王」(「モンテ・クリスト伯‐華麗なる復讐‐」、フジテレビ系)のお次は、「あゝ無情」なんである。

 まず、おディーン様の役名がいい。馬場純。斎藤刑事(井浦新)が、その名前をやたら連呼する。

「馬場純! 馬場純はどこだ!? なぜだ、馬場純!」

 これはアレですよね。ババジュンじゃん、ババジャンじゃん、ジャン・ヴァルジャン?みたいな。潜在意識に訴える何か。

「世界的名作が今よみがえる」なんて煽っていたけど、いつまでたっても銀の食器は盗まれない。正当防衛で人(斎藤刑事の父)を殺(あや)めてしまった馬場純少年(吉沢亮)は、危篤の弟に会うため脱走。

 その後、阪神・淡路大震災が発生する。瓦礫の下敷きになった親友・拓海(村上虹郎)に保険証を託された純は、彼に成り代わって生きることを決意する。

 誰も歌い出さないし、そもそも舞台が全然違うけど、弁護士となったおディーン様が仮面生活を送るだけで、純がジャンで、すべてがミゼラブル。

 そして、実の娘のように育ててきた梢(清原果耶)のために、真実を明らかにする馬場純。彼を追い続けた斎藤刑事が、言い放つ。

「平成31年1月6日、馬場純逮捕」

 もう、このクライマックスでみんな思ったね、次のセリフ。「そして、釈放だ」だろうと。ついこの前、斎藤刑事は、おディーン様に命を救われてたしね。

 さぁ、逮捕からの釈放だ。ところがだ、全然釈放されないまま、エンドロール流れる流れる。

 おいおい、このまま終わりなの? これがほんとの「あゝ無情」。って、そんなうまくもないわーい、ガシャーン(ちゃぶ台ひっくり返す音)。世界の正体不明シリーズは、どうぞこれからも続けてください。

※週刊朝日  2019年1月25日号


関連記事

おすすめ情報

AERA dot.の他の記事もみる
主要なニュースをもっと見る
社会のニュースをもっと見る
経済のニュースをもっと見る
政治のニュースをもっと見る
国際・科学のニュースをもっと見る
エンタメのニュースをもっと見る
スポーツのニュースをもっと見る
トレンドのニュースをもっと見る
生活術のニュースをもっと見る
地域のニュースをもっと見る

いまトピランキング

powered by goo いまトピランキングの続きを見る

エンタメ アクセスランキング

ランキングの続きを見る

エンタメ 新着ニュース

新着ニュース一覧へ

総合 アクセスランキング

ランキングの続きを見る

東京 新着ニュース

東京の新着ニュースをもっと見る

東京 コラム・街ネタ

東京のコラム・街ネタをもっと見る

特集

特集一覧を見る 動画一覧を見る

記事検索