週刊文春が報じた不倫スキャンダルで、芸能活動を自粛しているお笑いコンビ・アンジャッシュの渡部建(47)。精悍な容貌(ようぼう)に加え、人気女優・佐々木希との夫婦円満ぶり、美食家、博識といったイメージを築いてきたが、どん底に落ちた。芸能評論家の三杉武さんは、復帰は絶望的だとみる。

「好感度タレントなのに、真逆の私生活が暴かれてしまったので。ただの不倫ではなく、女性に対する扱いにも問題があり、けっこう尾を引くと思います」

 渡部といえば、TBS系「王様のブランチ」で土曜日の朝の顔としてMCを務めてきた。空くだろうポストは誰が埋めるのか。

 放送作家の山田美保子さんは、同番組で共演するお笑いコンビ・オリエンタルラジオの藤森慎吾がMCに昇格すると予想する。

「歴代男性MCが、寺脇康文さん、谷原章介さんといった俳優だったところに、芸人である渡部さんが入ったのは、予算削減が背景にあると思います。すでに共演者との関係性を築けている同じ芸人の藤森さんが妥当かと。(アンジャッシュの)児嶋一哉さんは、相方の件で番組に迷惑をかけているので、代役というわけにはいかないでしょう」

 6月13日の生放送の冒頭では、渡部と共にMCを務めてきた佐藤栞里が声を詰まらせあいさつした。そこで藤森が「栞里ちゃんにこんな顔させんじゃねーぞ」「みんなで頑張って乗り越えていきましょう」とフォローし、番組を支える存在感を視聴者に印象づけた。

 また、渡部は「芸能界のグルメ王」としても名をはせてきた。

「食レポなら、お笑い第7世代(若手芸人)に任せたほうがおもしろい。最近留学から帰ってきたウエンツ瑛士君も優れたタレント性を持ち、アポなしでお店に入っていくのもうまいです。もはや、渡部さんが披露していた知識はナレーションで補えるので、後釜は必要ないかと思います」(山田さん)

 前出の三杉さんは、新型コロナウイルス感染拡大で巣ごもり生活の人が増えたため、料理上手な芸人のほうが親しみをもたれやすい風潮になっているとみる。

「渡部さんは高級店をたびたび取り上げ、庶民感覚とのズレもありました。コロナのご時世、おうちご飯的なほうが合っている。芸人だと、ロバートの馬場裕之さんやチュートリアルの福田充徳さんが、料理上手として重宝されてくるかもしれません」

(本誌・岩下明日香)

※週刊朝日  2020年7月3日号