「グッチ」うちわ2万8080円! 植松晃士の判定は「モテ」? 「おブス」?

「グッチ」うちわ2万8080円! 植松晃士の判定は「モテ」? 「おブス」?

 イタリアの高級ブランド「グッチ」の最新春夏コレクションとして発売される「うちわ」に、仰天の声が上がっている。

 グッチのホームページには<日本古来のデザインをもとに熟練した日本人の職人が手作業で製作したものです>とあるが、斬新なデザインだ。表面にはリアルなフクロウの顔、そして裏面にカタカナで「グッチ」。丸みを帯びた赤い書体は、どこかアイドルの応援グッズのようにも見える。さらに漢字で<日本製>と記され、竹製の持ち手部分には「GUCCI」の刻印が施される。

 その価格、税込み2万8080円!

 品質なのかブランド力なのか、「うちわは街頭でもらう」感覚を持つ身としては信じがたい価格だ。

 この斬新なアイテムに、ネットでも「高い」「ダサい」「逆にカッコいい」など、反応はさまざまだ。グッチでも、その反応に戸惑っている様子ではあった。いつも手作りのうちわでアイドルの応援をするという30代女性は、

「私なら100円ショップで材料を買って、500円の予算で作れそう」

 とシニカルな意見も。

 このうちわ、プロの目にはどう映るのだろうか。ファッションプロデューサーの植松晃士さんは、

「ユニークでキッチュ、おもしろいアイテムであることは確かです」

 という。グッチは昨年もデコトラとパチンコ店をモチーフにしたPVを作製するなど、近年は日本文化に注目しているようだが、植松さんはいう。

「グッチはここ数年、ポップなデザインにテイストが大きく変わり、それが大変人気なんです。日本のうちわ、そしてカタカナというのが、おもしろいと評価されたのではないでしょうか」

 価格については、

「うちわのお値段だけ見れば驚かれるかもしれませんが、何十万円もするグッチのコレクションの中では非常に安価。持っていれば話題になることは間違いなく、グッチデビューとしてもおもしろいアイテムだと思います」

 それでは植松さん、このうちわ、ズバリ「モテ」?「おブス」?

「本気であおぐ使い方ではなく、お友達と集まったときなんかに、『何それ!?』と盛り上がる、そういう話題作りのために、雑貨としてさりげない使い方をすると、『モテ』になるんじゃないでしょうか」

 全国9割のシェアを誇る日本一のうちわの産地、香川県丸亀市産業振興課の担当者は、「民間事業所様独自の物ですから」と、評価は控えたが、

「国内外に向けた、うちわの認知度向上やPRにつながり大変ありがたいことだと考えます」

 と感想を語った。

「ヴィトン」や「シャネル」も続くと、高級ブランドのカタカナうちわであふれかえる夏になるかも。

※週刊朝日 2017年3月24日号

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