料理研究家の黒田民子さんが教える「家つまみでひとやすみ」。今回は「みたらし里芋」。



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 おやつに使うお芋というと、まずさつま芋を思い浮かべる方が多いことでしょう。でも実は里芋も、おやつとして活用しやすいお芋です。

 私がよくお客様用に作るのは「みたらし里芋」です。里芋は皮をむいて、まず塩をすり込んでぬめりを取ってください。そして5mm〜1cmの厚さに切ってゆで、水をかえてもう一回ゆで、ぬめりをきれいに取り去ります。

 別の鍋で“みたらしあん”を作りましょう。材料を合わせ、中火にかけて沸騰したらすぐ弱火にして、水溶き片栗粉を入れてクルクルかき混ぜて仕上げます。

 ゆであがった里芋は2〜3個を竹串に刺して“みたらしあん”をかけてもいいのですが、ちょっと大きめのお皿に盛って、“みたらしあん”をたっぷりからめて楊枝やピックでみんなでつまむのも楽しいものです。

 砂糖の量を少なめにした、やさしい甘みのあんです。これはふろふき大根にかけてもおいしいですよ。また、ゆでた里芋には、きなこと砂糖をまぶしても美味。ホクホクした里芋をつまんでいると、ついつい話にも花が咲くものです。お芋って、やっぱり元気の素ですね。

(構成/赤根千鶴子)

■みたらし里芋
【材料】(作りやすい分量)里芋3個(250g)、みたらしあん(醤油大さじ2、砂糖大さじ3、みりん大さじ2、水150ml)、片栗粉大さじ2、水大さじ2

【作り方】(1)里芋は皮をむき、塩をすり込みぬめりを取る。水洗いをした後、5mm〜1cmの厚さの輪切りにする。(2)鍋に里芋がかぶるくらいの水を入れ中火で3分ほどゆでる。水をかえてもう一度ゆでる。(3)別の鍋でみたらしあんの材料を合わせ、中火にかけて、沸騰したら弱火にして水溶き片栗粉を回し入れる。絶えずかき混ぜ、とろみをつける。(4)里芋がやわらかくゆであがったら水気を切り、みたらしあんをかける。

【ワンポイントアドバイス】皮をむいた里芋にはまず塩をまんべんなくすり込み、ぬめりを取ること。

※週刊朝日  2020年2月21日号