話題になったニュースを子ども向けにやさしく解説してくれている、小中学生向けの月刊ニュースマガジン『ジュニアエラ』では、毎号、一つのスポーツを取り上げて、やっても見ても楽しくなるうんちく(深〜い知識)を紹介。5月号は、自転車競技を取り上げたよ。



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【競技の内容】
自転車に乗って、スピードや操作技術を競う競技。トラック、ロード、マウンテンバイク、BMXレーシング、BMXフリースタイルと大きく五つに分かれ、それぞれの特徴に合った自転車で、さまざまな種目が行われる。

【自転車競技のうんちく5連発!】

(1)自転車の歴史は200年!
自転車は今から約200年前、タイプライターの発明者でもあるドイツのドライス男爵によって発明されたといわれる。当初はペダルもチェーンもなく、地面を蹴って走るタイプだった。その後ペダル付きが登場し、自転車を使ったレースがスタート。さらにチェーンがつくなどの改良が進み、レースも、長距離を走ってスピードを競うスポーツへと変わっていった。

(2)「ケイリン」は柔道に次ぐ日本生まれの五輪種目
自転車競技は、1896年の第1回近代五輪アテネ大会から実施されている。1996年アトランタ大会からはプロ選手の出場が可能になり、同時にこれまでのロードとトラックに加え、マウンテンバイクが新種目に。2000年からは、日本発祥のケイリンがトラックの種目として加わった。日本生まれの五輪種目としては柔道に次いで二つ目だ。08年からBMXレーシング、東京大会からBMXフリースタイルが加わる。

(3)あれ?泥よけがない
一般に使われる自転車には、タイヤについた泥などがはねて服を汚さないよう、泥よけがついている。しかし、自転車競技で使われるものには泥よけがついていない。少しでも自転車を軽くして、速く走るようにするためだ。

(4)えっ?ブレーキがない!?
トラックで使われる自転車には、ブレーキがついていない。選手が集団で接近しながら高速で走ることが多く、急ブレーキをかけると大事故につながるためだ。その代わり、一般に使われる自転車と違い、ペダルに逆回転の力をかけて、ゆっくりと止められるようになっている。

(5)勝つために味方選手をつかんで投げる!?
東京大会で3大会ぶりに復活するトラックの種目「マディソン」は、2人1組で交代しながら走るのが特徴。タッチの際は、それまで走っていた選手が、交代する味方選手の手をつかみ、前方に投げて一気に加速させる「ハンドスリング」という技が見どころ。

東京五輪で輝け!【梶原悠未 選手】
1997年、埼玉県生まれ。中学までは水泳に打ち込み、高校から自転車競技(トラック)に転向。2020年世界選手権のオムニアムで優勝し、東京五輪代表が確実に。

東京五輪で輝け!【中村輪夢 選手】
2002年、京都府生まれ。BMXショップを経営する父の影響で3歳から競技を始め、17年の第1回全日本選手権で、15歳で優勝。名前の「リム」は自転車のパーツからつけられた。

※月刊ジュニアエラ 2020年5月号より