YouTubeで成功するために必要なことってなんでしょうか?

 明るさ、トークの上手さ、編集技術、見た目の良さ、カリスマ性…どれも違うと私は思います。

 それら全てを兼ね備えていても、私が後に述べる要素がなければYouTubeで成功することはできません。

 では、一体何が必要なのでしょうか。今回は、YouYubeで成功するために一番必要なモノについてのお話です。

 私はYouTuberとしての活動だけではなく、コンサルタントやYouTubeを始める方々の育成事業もしています。YouTuber育成の指導内容には、「動画を100本投稿すること」があります。実は、この段階でつまずく人が非常に多いのです。

 YouTubeを始める人の多くは、成功イメージを持って参入します。自分の動画が再生されて、登録者数もたくさんいる。誰もが少なからずそんな夢を抱いてYouTubeに動画の投稿をします。しかし実際には、もともと知名度のある人でなければ、最初のほうは再生回数も登録者数も2桁程度です。これは当たり前の状態です。

 どんなに頑張って動画を作っても、全然再生されないのが現実です。最初はやる気に満ちていた人も、この状態が続くと、心を折られて動画の投稿をやめてしまいます。

 一方で、YouTubeで成功する人は、決してやめません。どうしたら再生されるのか、いろいろと試したり研究します。動画と数字を分析したり、仮説を立てて検証し続けます。再生されなくても、他人に何と言われてもやめません。折れない心を持ってトライし続けます。この粘り強さが、YouTubeで成功するのに欠かせないモノです。

 見た目が良くても、頭が良くても、動画の編集が上手でも、粘り強さがなければYouTubeで成功することはできません。動画を100本つくることは、粘り強さの試金石ともなるのです。

 現在は有名YouTuberとなったヒカキンさんも、スーパーマリオの動画でヒットするまでに4年半かかりました。

 彼は4年半も、コツコツと動画の投稿をし続けたのです。YouTubeが収益化する前から、試行錯誤を続けながら、毎日投稿していました。ヒカキンさんがYouTubeで成功したのは、粘り強かったからです。

 他のYouTuberも皆、諦めずに継続して努力したから成功しています。私が育成に関わった人で、成功する方は皆さん粘り強い方でした。これが、YouTuberの本質的な部分です。

 ではなぜ、成功するYouTuberは、再生されなくても、すぐに結果が出なくても、心を折られずに動画の投稿を続けられるのでしょうか。

 それは、失敗という概念がないからです。失敗は成功に続くためのプロセスだと捉えています。そう思えば、一度や二度の失敗で心を折られることもないし、動画が再生されなくても何度もトライすることができます。成功するYouTuberは、とんでもなく諦めの悪い人たちとも呼べます。

 そして粘り強さが成功に結びつくのは、YouTubeだけではありません。ビジネスにおいても、同じことが度々起こっています。

 カーネルサンダース氏は、ケンタッキーフライドチキンの売り込みをした際、1009回も断られています。自分のアイデアが1009回否定されても、心を折られずに1010回目の営業をしたそうです。

 彼のアイデアが初めて採用されるまでに、2年かかりました。普通の人なら、とっくに諦めていたと思います。彼の成功は、まさに粘り強さによるものでした。

 また、ウォルト・ディズニー氏はディズニーランドの資金提供を302回も断られたそうです。どの銀行からもアイデアを否定されて却下されました。それでも諦めなかったから、ディズニーランドができたのです。

 そして、トーマス・エジソン氏も、「成功への最も確かな方法は、常にあともう1回試してみることだ」という言葉を残しています。偉大な発明家も、やはり諦めない人でした。

 華々しい功績を残した方々も、成功するまでには地道な努力や苦難があったのです。どうしても成功した後のことがフォーカスされがちですが、大切なのは、その過程にあると思います。

 成功するまでやれば、失敗は全て試行錯誤になります。間違いもプロセスの1つです。むしろ失敗した後の方が大切で、どうすれば成功するのかを考え続ける作業が重要です。

 このコラムを読んでいる皆さんが、もし何かに挑戦する際は、心を折られずに継続して取り組んでいただきたいです。どのジャンルでも、粘り強さが成功を導くカギだからです。

◆プロフィール
なーちゃん/二児のママ兼YouTuber。2014年にチャンネルを開設。長男・こうちゃんと出演する動画は子どもから親まで幅広い層から人気を集め、“ファミリー系YouTuber”としてカリスマ的存在に。登録者数214万人、総再生回数13億回を誇る。YouTube Twitter。