安倍首相夫妻は国会で正念場 モリ・カケ疑惑のリフレインがとまらないワケ

安倍首相夫妻は国会で正念場 モリ・カケ疑惑のリフレインがとまらないワケ

 日露首脳会談を終えた安倍晋三首相は5月28日、衆参両院の予算委員会の集中審議に出席する。



 最大の焦点は、財務省が新たに交渉記録を公表し、「昭恵夫人案件」の疑いがさらに深まった森友問題と、愛媛県知事が新たに「首相案件」を裏付ける文書を国会に提出し、再燃している加計問題だ。

 安倍夫妻にとってこの集中審議が大きな正念場となるのは必至だ。

 夫妻のキューピット役を務めた元山口新聞東京支局長の濱岡博司氏はこう言う。

「佐川宣寿元理財局長が『記録は廃棄している』と言っていたのに、財務省が4000ページにのぼる文書を出してきたのは、財務官僚たちの良心ですよ。まだ昭恵さんの関与を示す文書は抜け落ちているものもあるというから、全部出して欲しいね。晋ちゃんも謙虚に聴くべきです。聖心専門学校出身の昭恵さんは子どもの頃からキリスト教の教えの中で育ち、反省しているとききます」

 財務省が出した文書の中には、森友学園の籠池泰典・前理事長が2014年4月25日に昭恵夫人を建設予定地に案内した際、「(昭恵)夫人からは『いい土地ですから、前に進めてください』とのお言葉をいただいた」と記されたメモがあり、野党から問題視された。総裁派閥の細田派に所属する衆院議員はこう語る。

「昭恵さんは農業をやっているから、もし、『いい土地』と言ったとしても、それが小学校建設を指したのではなく、伝言ゲームのようになったのではないか。安倍首相にこの件を直接、聴いたら、『(いい土地ということ自体)それも言ってない』と説明していた。ただ、首相の『妻や私が関係していたら首相、国会議員を辞めます』と言い切った初動の対応は間違っていたとは思う……」

 だが、別の自民党参院議員秘書は冷やかにみる。

「表面化した記録を見れば昭恵さんが、関わってないわけがない。昭恵さんは以前、森友学園について周囲にいろいろと平気で、誰々さんと会ったとか、(昭恵付き)秘書官に頼んでどうとか喋っていると聞きました」

 平昌五輪フィギュアスケート女子の金メダリスト、ロシアのアリーナ・ザギトワ選手への秋田犬「MASARU」の贈呈式が同月26日、モスクワ市内のホテルで行われ、安倍夫妻はそろって出席。MASARUを抱きかかえて笑顔を見せるなど仲睦まじい姿を見せているが、本当のところはどうなのか。

「海外では仲良い姿を見せているけど、お父さんの安倍晋太郎元外相 も、外遊先では奥さんと別々に行動したりしてましたからね。森友、加計問題はいったん落ち着いても、外遊から帰国するたびに、また浮かんできている。釈放された籠池夫妻もマスコミに出てくるでしょう。こうして疑惑はいつまでも決着することはなく、リレインする。きついと思います」(前出の濱岡氏)

 濱岡氏によると、安倍家の絶対権力は、未だに首相の母親、洋子氏が握っているという。

「姑の洋子さんだけではなく、古参のお手伝いさんと昭恵さんの関係はしっくりいっていなようだ。家では昭恵さんの居場所はなくなりつつある。晋ちゃんも洋子さんには逆らえなくてものが言えない。昭恵さんの不満も募っているのではないかと思います」

 安倍夫妻は国会だけでなく、家庭内でも正念場のようだ。(本誌・上田耕司)

※週刊朝日オンライン限定


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