貴乃花親方に見事に“ブーメラン”した暴力事件

貴乃花親方に見事に“ブーメラン”した暴力事件

 大相撲春場所の支度部屋で貴乃花部屋の十両、貴公俊(たかよしとし)が付け人の力士に暴力をふるった問題で、師匠の貴乃花親方は19日、「深刻な問題。どんな理由があっても暴力はあるまじき行為」と事実を認めた。

 その後、貴乃花親方は大阪府内で開かれた日本相撲協会の臨時役員会合に出席し、経緯を説明し、貴公俊関の休場を届け出た。殴られた付け人の力士は出場を続けるという。

 貴公俊の暴力を目撃した同部屋関係者がこう語る。

「急に『こら』とか大声がして振り返ると、貴公俊が付け人の顔面を最初は平手、次第に興奮してグーでも殴っていた。支度部屋は静まりかえり、付け人は必死で頭を下げ、謝っていたがおさまらず、『お前のせいで、遅れてしまった』と貴公俊は怒り狂っていた。付け人の口から流血、タオルやティッシュで抑えていた。取り組みにあわせて力士を呼ぶが、付け人がそれに遅れたことが原因です。貴乃花部屋は関取が増え、付け人の数が足りず、手が回らない状況で起こってしまったようだ。貴公俊は皆が見ている前でやったので言い訳もできない状態ですよ」

 昨年秋以降、日本相撲協会を揺るがし続けた暴力問題は見事に貴乃花部屋へブーメランした恰好だ。


 実は貴乃花部屋を巡っては以前から暴力問題を指摘する声があった。

 かつて貴乃花部屋に所属していた元幕下力士・貴斗志が2014年10月、貴乃花親方によって引退届を出されたことを不服とし、日本相撲協会に対し、地位確認等を求めた裁判の中で、暴力についての陳述書が提出されていたのだ。(詳細は2018年2月5日配信)

 貴乃花部屋出身の元力士A氏が貴乃花親方の付け人をしていた現役時代を振り返り、「師匠から平手で10発のビンタ、拳で10発以上、殴られたこともありました」という趣旨の陳述書を提出(親方の弁護士は取材に対し、事実無根と否定)。同部屋の他の力士も兄弟子の暴力を裁判で訴えていた。

 ある親方がこう苦言を呈する。

「貴乃花親方は、大阪場所にに常駐しないといけないのに、あまり来ず、来てもすぐに消えてゆく。それじゃあ、ダメだろうと注意されていた矢先に騒動があった。暴力沙汰で自分が投げたブーメランが返ってきたんじゃないか、ザマァみろって言う親方もいる。最近はちょっと身勝手過ぎだよ」

 貴乃花親方は報道陣に対し、頭を下げ、「大変申し訳なく思っております。公俊を改めて厳しく指導してまいります」と反省しきりだった。

 ※週刊朝日オンライン限定

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