謹賀新年。新たな1年の始まりに合わせて、2021年のペナントレースを大予想!どこよりも早い順位予想として、今季のセ・リーグ各球団を分析したい。

【1位】阪神

矢野燿大監督1年目を3位、2年目を2位で終えた阪神。その内容はともかく、しっかりと「Aクラス」の結果を残した点は評価すべきだ。その最大の強みは投手陣。特にリーグトップの救援防御率3.39を誇るリリーフ陣は、例え藤川球児が抜けても駒が揃っており、セーブ王となったスアレスとも再契約して不安なし。先発陣も西勇輝、秋山拓巳、青柳晃洋、高橋遥人に新たにチェン、アルカンタラの助っ人が加わり、非常に強固な陣容となりそうだ。打線も大山悠輔、近本光司が確かな実績を積み、韓国MVPのロハスとも契約済み。戦力低下、整備中の球団が多い中、2021年がチャンス。矢野阪神が課題である「失策の多さ」を改善できれれば、ついに2005年以来のリーグ優勝を果たすシーズンになるのではないか!?

【2位】巨人

リーグ連覇を果たした巨人。日本シリーズでの惨敗、そして絶対的エース・菅野智之のメジャー挑戦という流れで新年を迎えることになった。だが、坂本勇人、丸佳浩、岡本和真の3人が居並ぶ打線は依然として強力で、オフにはテームズ、スモークという長打力が売りの助っ人も獲得の見込みだ。コロナ禍での調整に苦心した前年以上の成績を残せるはず。FA加入の梶谷隆幸に頼らなくても、十分に戦えるメンバーが揃っている。課題は先発ローテになるが、戸郷翔征がさらなる進化を遂げ、伸び悩む若手投手陣が菅野の離脱で奮起すればカバーできるはず。エース離脱のチームを絶対的優勝候補に推すことは難しいが、原監督の優れた人材活用術を持ってすれば、Bクラス転落は考えられない。間違いなく優勝争いを展開するはずだ。

【3位】広島

佐々岡真司新監督のもとで新たなスタートを切った2020年の広島だったが、3連覇に貢献した主力勢が軒並み不振、故障で戦力が整わずに2年連続のBクラスに終わった。新シーズンへ向け、まずは1年目から2ケタ勝利を挙げた森下暢仁が2年目のジンクスに陥らないこと、そして大瀬良大地、野村祐輔の勝つべき2人が復調すれば優勝争いは可能だろう。だが、勤続疲労が抜けない中継ぎ陣に粘り強さを失ってしまった打線と、他に解決すべき課題も多く、優勝候補とまでは言えない。確かに鈴木誠也の存在は心強く、成長が楽しみな若手も多く揃っており、さらに新大砲候補のクロンが当たれば大きな追い風になるが、まだまだ不透明な部分が多い。頑張っても3位だろう。

【4位】中日

与田剛監督2年目の2020年シーズン、ついに7年連続続いたBクラスから抜け出すことに成功した中日。沢村賞を受賞した大野雄大も無事にチームに残留し、さらなる躍進も大いに期待できる。だが、大野の存在が、そのままチームの弱みであるとも言える。大野に前年以上の働きを求めるのは酷であり、成績は落ちると考えておくべきだ。それをカバーするためには、柳裕也、梅津晃大、小笠原慎之介らの成長が不可欠。野手陣でも根尾昂、岡林勇希、石垣雅海、石川昂也と高い能力を持つ若手が多いが、彼らが本格化するにはまだ数年が必要だろう。優勝するにはまだ戦力、経験ともに不足しており、エース・大野の出来次第で再びBクラスに転落することも覚悟しておくべきだ。

【5位】ヤクルト

高津臣吾新監督1年目は5位と12ゲーム差の最下位という結果に終わったヤクルト。ここからのジャンプアップは考えにくく、良くてAクラス、まずは最下位脱出が現実的な目標だと言える。打線だけを考えると、FA流出が危惧されていた山田哲人が生涯スワローズを宣言し、若き4番・村上宗隆も充実一途。さらに新外国人のサンタナもメジャー通算77発と実績十分の実力者で大きな期待が持てるが、やはり投手陣があまりにも貧弱すぎる。FA宣言した小川泰弘の動向次第で状況が変わるが、例え残留したとしても先発の駒が圧倒的に足りない。奥川恭伸が1軍で輝きを放ち、大卒ドラ1ルーキーの木澤尚文が期待以上の働きをすればAクラス入りも狙えるかもしれないが、予想としては5位が妥当だ。

【6位】DeNA

ラミレス体制に別れを告げ、“番長”三浦大輔新監督の下で新たなスタートを切るDeNA。華々しい船出といきたいところだが、FAで梶谷隆幸、井納翔一が抜け、実績を残していたロペス、パットンも退団。佐野恵太、宮崎敏郎らを揃えた打線は前年リーグトップのチーム打率を記録しているが、期待された先発投手陣が勢いを失くしており、守護神だった山崎康晃の大不振も依然として不安材料となる。手術明けとなる今永昇太がエースとしてフル回転することができなければ、Aクラス入りは難しくなる。何より、三浦監督の手腕が未知数である。現段階ではマイナス要因が目立ち、最下位予想となっても致し方ないだろう。