世界中のスラム街や犯罪多発地帯を渡り歩くジャーナリスト・丸山ゴンザレスが、取材先でメモした記録から気になったトピックを写真を交えて紹介する。
■こんな組み合わせ、アリなの!?

 アメリカ・ロサンゼルス在住の友人に「オバマ前大統領も食べに来たと言われている有名店があるよ」と教えられた。その店の看板メニューというのがフライドチキンとワッフルのセットなのだという。



「なにその胸焼けしそうな組み合わせ」

 拒絶反応を示すと、「言うと思った」と友人に返された。それどころか「甘いシロップにチキンをディップして食ったりするんだぜ」と勧められる始末である。

 普通だったら歯牙にもかけないところだが、私は過去にベーコンとドーナツの組み合わせで「アリ」判定を出した経験(『丸山ゴンザレスも驚愕 アメリカの「ドーナツにベーコン」がクレイジーすぎる』2019年10月10日を参照)もある。百聞は一見に如かずだ。

「行こうじゃないか」

 そして向かったのが、「ロスコーズ ハウス オブ チキン&ワッフルズ」(Roscoe’s House of Chicken & Waffles)だ。ロスの人間なら誰もが知る店である。隠れた名店とか、そういうわけではないのだ。
 私は友人が言う通り、フライドチキンとワッフルの組み合わせを注文。出てきたワッフルに甘いシロップをかけて食べた。その後、カリカリに揚げられたチキンを食べる。果たして、両者の組み合わせは……。美味かった。私を店に連れ出した友人はニヤニヤした顔でこちらを見ている。悔しいが、完敗である。


■チキンを食べるのも命がけ?
 食事を終えると、外はすっかり夜になっていた。店の駐車場を見回すと、警備員が3名ほど辺りをウロウロしている。すごい威圧感である。どうしてアメリカのセキュリティは、警備しているだけでこんなに迫力があるのだろうか。

 それはさておき、友人によるとこのエリアは強盗が多いらしい。ロサンゼルスといっても、店はハリウッドではなく“下町”の場所にあるため、治安が良くないのだ。

「よくそんな場所に大統領がきたな」

 きっと、そのときは警備も増強されていたのだろう。「大統領はチキン食べるだけで大変なんだな〜」と、どうでもいいことを考えながら帰宅しましたとさ。(文/丸山ゴンザレス)