シニアロイヤルと呼ばれる英王室の高位からの離脱と自立を宣言したハリー王子(35)とメーガン妃(38)夫妻。3月末に、カナダの邸宅からメーガン妃の故郷である米ロサンゼルスに移住したが、評判はあまりよろしくない。



 一家の仮住まい先はハリウッドセレブらが住む高級住宅街にある約11億円の賃貸物件。ハリー王子の母の故・ダイアナ元妃の親友でいまは王子夫妻と親しい英ロック歌手のエルトン・ジョンが所有する邸宅のご近所だという。

 英王室に詳しいジャーナリストの多賀幹子さんがこう解説する。

「離脱によって王族への敬称であるロイヤルハイネス(殿下・妃殿下)こそ使用しないものの、ハリー王子はいまだ王位継承順位6位の王子で、ふたりはサセックス公爵夫妻の称号を持っています」

 父・チャールズ皇太子からの数億円の援助もあり、ロスの街でポルシェに乗る姿も目撃されるなど、セレブ生活を満喫中の王子夫妻。英タブロイド4紙に「今後の関わりをゼロとする」という強烈な内容の“絶縁状”を送ったが、米メディアとのビジネス関係は順調に見える。4月12日と15日に、王子夫妻は新型コロナウイルス対策のため都市封鎖中のロスで、慢性疾患を抱える患者に食事を配達するボランティア活動に参加した。

「パパラッチが、ふたりのボランティア姿をバッチリ撮影しているのが印象的でした。さらに、配達を受けた住民には、慈善団体名ではなく『メーガンよ』とわざわざ声をかけ、メディアに大きく扱われた。慈善団体に匿名で寄付や援助をする兄のウィリアム王子夫妻と対照的です。せっかくの慈善活動も『売名行為』と映ってしまい、評判は良くない」(多賀さん)

「サセックス・ロイヤル」の名をビジネスに使うことは英王室から禁止された王子夫妻だが、ビジネスへの布石は順調だ。

 昨年、メーガン妃はアフリカゾウの一家を追ったドキュメンタリー映画のナレーションを務めた。映画は今月、「Disney+」でネット配信がスタート。4月20日にはニュース番組に出演してこのドキュメンタリーについて語った。かつて、チャールズ皇太子に、硬く高温に耐えるレアメタルを指す「タングステン」というニックネームをつけられたメーガン妃。バッシングなど、どこ吹く風のたくましさである。(本誌・永井貴子)

※週刊朝日  2020年5月8‐15日合併号