内容濃い推薦書案を「縄文遺跡群」PT今月発足

内容濃い推薦書案を「縄文遺跡群」PT今月発足

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産登録を目指しながら、5年連続で国内推薦が見送られた「北海道・北東北の縄文遺跡群」を巡り、青森県は4日、構成自治体の担当者によるプロジェクトチーム(PT)を8月中に発足させる方針を明らかにした。次に国の文化審議会に出す推薦書案をPTがさらに吟味して、遺産登録を目指す方針だ。縄文遺跡群は全国に散らばることから、これまでも文化審議会から「4道県(北海道、青森、岩手、秋田)に限定する理由が不明確」と指摘され続けている。国内推薦を得られるかどうかは予断を許さない。 同日の定例会見で、三村申吾知事がPTの設置方針を報告した。 県によると、名称は「縄文遺跡群の推薦書案作成プロジェクトチーム」。4道県でつくる登録推進会議内に設置し、国の文化審議会が指摘した課題の解決と情報収集に特化して活動する。メンバーは4道県と、構成遺跡がある14自治体の関係者ら約20人。必要に応じて学識者の招聘(しょうへい)も検討するという。 三村知事は4日の記者会見で「来年度こそ推薦を得るため、より内容の濃い推薦書案を出したい。そのためプロジェクトチームを発足させる」と登録運動の継続を表明、世界遺産への“仲間入り”に改めて意欲を示した。 ただ、縄文中期の集落で国特別史跡となった尖石遺跡(長野県茅野市)も世界遺産登録を視野に入れ始めている。また、青森県内では、5年連続の落選を受け「うちの遺跡で観光客が増えるかどうか」など冷めた視線を送る自治体もある。 PT設置について、県世界文化遺産登録推進室の岡田康博室長は同日の取材に、「推薦書案にはこれまでの積み重ねとリニューアル感をバランスよく入れたい」と抱負。PTで課題を十分に再検討するという。 一方、三内丸山応援隊の一町田工(いっちょうだ・たくみ)代表理事は同日、「専門的な視点を取り込み、広い視野で遺跡群の特徴を押し出してほしい」と“悲願達成”を願った。 4道県が申請する縄文遺跡群は道と北東北に点在する17遺跡。文化審議会が7月末に開いた関係部会で「北海道と北東北の遺跡が持つ優位性や特異性について、十分な説明が必要」などと従来と同じ注文があった。 結果的に17年度の国内推薦候補として、大阪府の「百舌島・古市古墳群」が選ばれている。【写真説明】縄文遺跡群の構成資産の一つ「二ツ森貝塚」=七戸町

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