死去の元教授、論文14本で研究不正 弘前大が調査

 弘前大(佐藤敬学長)は14日、元医学部教授で1月に64歳で死去した佐藤能啓(よしひろ)氏が筆頭著者として発表した論文38本のうち、14本に研究不正が確認されたと発表した。大学が3月に設置した外部委員による調査委員会が調べた。大学側は掲載先に14本全ての取り下げを依頼する予定。英文の校正に携わった佐藤学長を含め26人いる共著者については、全員が不正への関与はないと結論付けられた。 大学によると、調査対象の論文は1997〜2011年に発表。不正とされた14本は症例水増しなどの「捏造(ねつぞう)」と「不適切なオーサーシップ(共著者の表示)」が13本、「盗用」が1本。残り24本は能啓氏の死去により詳細な調査ができず不正の判定を留保した。 能啓氏は臨床医学が専門で、00年11月から03年3月まで弘前大に在任。論文は認知症や骨折予防、脳卒中などがテーマ。昨年から研究不正に関する告発などがあり、予備調査に着手。関係者へのヒアリングや書面調査を進めていた。 佐藤学長は3カ月にわたり給料10%分を自主返納する意向を示し、「大学に対する信頼を損ない、迷惑を掛けた」と陳謝。「学長として事案を重く受け止め、研究倫理の徹底と研究不正の防止に努め、社会からの信頼回復のために努力していく」と述べた。

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