広辞苑「まげ」説明文を訂正 八戸・石倉さんが指摘

 12日発売の「広辞苑」改訂版(第7版)は、南部地方の方言「まげ」に関する説明文を第6版から一部訂正し、掲載している。誤りを指摘したのは八戸市の農業石倉建作さん(70)。岩波書店広辞苑編集部によると、改訂で説明文や解説を分かりやすく修正することはあるが、内容を訂正するのは珍しいという。 まげは1955年刊行の初版から収録されており、第6版には「青森県南部地方で、馬小屋の二階を物置または若者の居室などにあてたもの」と書かれている。石倉さんの指摘により、今回発売の第7版では、文中の「青森県南部地方」が「東北地方北部」に訂正された。 石倉さんは4年前、広辞苑でまげの意味を調べた際、説明文の内容に疑問を感じた。東北各県の主要図書館に問い合わせ、各地の方言に関する資料などを調べた結果、まげが使われている地域が東北地方北部であることを確認し、岩波書店に伝えた。 かつて自宅にも馬小屋があり、まげは身近な存在だったという石倉さん。「言葉を正しく後世に伝えるのは大切なこと。指摘が反映され、大変光栄だ」と語った。

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