チリ ネット通販イベントが大盛況=佐藤竣平
 チリで国内最大級のEC(電子商取引)イベントである「サイバーマンデー」が10月初旬に開催され、530万件の取引件数と4億3300万ドル(約493億円)の売り上げを記録した。

 出展者の多くがフェイスブックや、メッセージツールのワッツアップなどを通じ、プロモーションや顧客とのコンタクトを行うなか、それらのアプリのアクセス障害が起きるという不運に見舞われながらも歴代最高額の売り上げとなった。配送トラブルなどに関するクレーム率も全体の0・01%にとどまり、消費者の満足度の高さがうかがえる。

 主催者団体であるサンティアゴ商工会議所によれば、700超の企業および団体が参加し、販売製品に対して平均で20〜30%の値下げを行った。衣類、アクセサリー、金融サービス、電子機器、家具など例年の人気カテゴリーとともに「旅行・観光」の関連製品が注目を集めた。

 長期にわたった国境封鎖措置や夜間の外出禁止令などの移動制限が10月1日に解除されたことで、それまで抑圧されていた消費者のバカンスやレジャーへの需要が顕在化する形となった。

(佐藤竣平・JETROサンティアゴ事務所長)