新型シトロエンC3──個性派に変身したベストセラー

新型シトロエンC3──個性派に変身したベストセラー

摩訶不思議なヘッドライトを持つ独創的なデザイン、むき出しの樹脂を用いたディテール、未来的なインテリア…と、ほかのどのクルマにも似ていない超個性派SUVとして話題となったシトロエン『C4カクタス』。2016年に200台限定で日本に登場したこのクルマと同じデザインを採り入れたのが、フルモデルチェンジを受けて2017年7月に発売されたコンパクトハッチの『C3』である。販売台数の割に日本ではそれほど認知度が高くないが、『C3』は全世界で350万台以上を売り上げたシトロエンのベストセラー。その人気モデルが『C4カクタス』譲りの斬新なデザインを纏い、コンパクトSUV風の個性派ハッチに進化した。

大胆なデザインによって個性派“コンパクトSUV”へと生まれ変わったシトロエン『C3』


『C3』は、2002年の初代モデルの発売以来、350万台以上を販売してきたベストセラーモデルだ。シトロエンが販売したクルマのうち、じつに全世界で5台に1台、日本では3台に1台が『C3』なのである。その人気モデルがフルモデルチェンジによって内外装を大胆に一新した。



まず目を引くのはやはりエクステリアだろう。シトロエンの証であるフロントグリルの“ダブルシェブロン”から左右に伸びる切れ長の眼は、一見するとヘッドライトと思うかもしれないが、本物のヘッドライトはその下にある大きなライトレンズ。切れ長のライトはLED製デイタイムライトなのだ。



サイドビューでは、ブラックに塗装されたAピラーによってルーフが浮いているように見える仕掛けが印象的。ボディサイドの「AIRBUMP(エアバンプ)」は『C4カクタス』で初めて採用されたものだ。プロテクトモールとして機能するだけではなく、外観のアクセント、さらにシトロエンの「Signature(シグネチャー)」という一面も併せ持つ。シグネチャーとはサインや署名という意味だ。ちなみに、エアバンプのカラーはブラックのみだが、前端にはボディカラーによってレッドかホワイトの差し色をアクセントカラーとして入れることができる。リヤエンドには3Dのようなデザイン効果のあるリヤランプを装備した。



先代までの『C3』は、往年のシトロエンの名車『2CV』をモチーフとしたベーシックなコンパクトハッチバックだったが、新型『C3』はまさにイメージを一変。コンセプトカーのような大胆な造形と凝ったディテール、またブラックのホイールアーチも相まって、クロスオーバールックの個性派ハッチに生まれ変わった印象だ。





新型シトロエン『C3』は自動車として世界初となる新機能「コネクテッドカム」を搭載


インテリアも、『C4カクタス』と同じくフラットでシンプルなデザインとなっている。コックピットには最近のPSA(旧プジョーシトロエングループ)でお馴染みとなっているタッチスクリーンを備え、物理ボタンを徹底的に排除してわかりやすさを追求。それによって車格よりも広々とした印象の室内空間と快適性を実現した。グローブボックスもBセグメント最大級の容量だ。



単に室内がシンプルになって、使い勝手が向上しただけではない。フロントドアインナーにはまるで旅行用トランクのストラップのような形状のドアハンドルを採用。このベルト製ドアハンドルは『C4カクタス』と共通のものと思われる。さらに、ドアパネルにはエアバンプを裏返したかのような意匠を施し、ダッシュボードにはレザーではなくファブリックを採用。遊び心があるのと同時にいいモノ感も漂うこれらのディテールは、シトロエンいわく「家具や旅行からインスピレーションを受けた」ものだという。



なかでもユニークなのは、自動車の装備としては世界初となる「コネクテッドカム」だ。これは、ルームミラー前方に取り付けられたGPSセンサー搭載のフルHDオンボードカメラによって、ワンタッチで前方の風景を写真や動画で撮影できる新機能。アプリを経由すればスマートフォンに転送してシェアすることが可能だ。もちろん、ドライブレコーダーとしても機能する。





新型『C3』の価格は216万円から239万円、この価格にしてこのルックスはお買い得


パワートレインは、2015年と2016年のインターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤーを受賞した1.2L 3気筒ターボエンジンの「PureTech(ピュアテック)」。これにアイシンとPSAが共同開発した6速ATを組み合わせる。最高出力は81kW(110ps)と控えめだが、205Nm/1500rpmの強力なトルクによってコンパクトなボディを快活に走らせるだろう。



ボディカラーは、ボディとルーフでそれぞれ異なる色が組み合わされるようになっており、7色のボディカラーに対して3色のルーフがチョイス可能だ。




グレードは標準モデルの「C3 FEEL(フィール)」、コネクテッドカムを搭載する上級グレードの「C3 SHINE(シャイン)」の2タイプ。ここに、デビューを記念した200台の限定モデル「C3 SHINE DEBUT EDITION(シャイン デビューエディション)」が加わる。価格は「フィール」が216万円、「シャイン」が239万円、「シャイン デビューエディション」は226万円(いずれも税込み)。



この斬新なルックスを考えると、価格的にはお手頃感も漂う。伝統的な装いのコンパクトハッチから、個性的でアグレッシブなSUV風コンパクトへと生まれ変わったシトロエン『C3』。フランス車ファンのみならず、個性的な一台を求めるおしゃれな大人に人気となりそうだ。

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