新春恒例の「ジャンボかるたとり大会」が11日、八幡浜市北浜1丁目の市民スポーツセンターであった。市内の子どもらが昨年、地元で水揚げされる雑魚を題材に製作した札を初めて使用。「千本はないけど名前はハリセンボン〜」。ユーモアあふれる紹介文が読み上げられると、子どもたちは元気いっぱいに札を取り合った。

 市八幡浜児童センター(同市栗野浦)の伝統行事で、約50年前の初回から使う札が老朽化していた。昨年4月、保内総合児童センター「だんだん」(同市保内町宮内)が開所したことを記念し、新調を企画。利用者やOBに呼び掛け、74人が製作に協力した。
 「魚の町をアピールしたい」と、絵柄は地元で取れる魚に決定した。八幡浜市商工会議所が2015年から「ZAKO(ざこ)48」として発信している商品価値の低い雑魚のリストを活用した。
 子どもたちはユニークな色や形の魚から好きな種類を選び、縦90センチ、横60センチの板にペンや絵の具で色とりどりに描写。金や銀の折り紙を貼り付けたり、段ボールで魚体を立体的に作ったりと、遊び心あふれる48枚を作った。魚を紹介する文も考案した。
 11日の大会には、幼児から小学生まで約90人が参加。札が読み上げられると同時に会場を元気よく駆け回り、文字を頼りに探し当てていた。
 「マルアジを見たらぐるぐる回りそうな気がした」という千丈小2年男子児童(8)は、札の真ん中にルーレットを配置し、魚が周囲を回る様子を描いた。読み札は「ルンルンとルーレットのように回るマルアジさん」。大会でも複数の札を取ってチームに貢献し「いっぱい取れて楽しかった」と笑顔だった。