出水期を迎え、災害対応を強化しようと、愛媛県の大洲署は26日、豪雨災害を想定した訓練を実施した。早朝に非常参集し、2018年の西日本豪雨の教訓を生かして情報班がいち早く管内の状況を把握。署員がゴムボートで救助活動を展開した。
 情報班は災害発生時、6人体制で署内に設置される。西日本豪雨の際、被害状況などの情報が錯綜(さくそう)した経験から導入された。
 訓練で情報班は、管内の様子が一望できる大洲城(大洲市大洲)と冨士山(同市柚木)、龍王公園(内子町五十崎)の3カ所に2人ずつ向かい、双眼鏡などを使って被害を確認。国道の冠水や土砂災害の発生状況を署に報告した。
 署では、若手署員らがゴムボートを使った救助訓練を実施。組み立てから取りかかり、新型コロナウイルス感染を防止するためにマスクや消毒剤などの備品を積み、被災者役にも感染対策を促しながら救助に当たった。
 署警備課の笹田芳明課長は「災害時に自分がどんな任務に当たるべきかを深く理解してもらえたと思う。各種訓練と教養を反復し、対処能力の向上を図っていく」と話した。