待ちに待った27日のFC今治J3デビュー戦。しかし、新型コロナウイルス感染防止のため、Jリーグの試合は当面無観客の「リモートマッチ」。FC今治のサポーターは、敵地岐阜で戦う選手に画面越しにエールを送った。
 愛媛県今治市高部のかんきつ農園「リバーファーム」の来客用スペースにはサポーター10人が集まった。Jリーグ初戦を乾杯で祝い、プロジェクターで中継映像を見ながら選手の奮闘に期待した。参加者は3密に配慮し、間隔を空けて声を抑え気味に応援。それでも、前半開始早々、相手ゴール前での攻防が続くと、「オーッ」「行け!」と思わず力が入った。
 試合終了間際、攻め込まれるピンチが続き、何とかしのぐ姿に両手を組んで祈る人も。Jリーグ初得点はならなかったものの、引き分けで勝ち点1が決まると奮闘した選手たちに惜しみない拍手を送った。
 チームのユニホームで応援した同市東鳥生町1丁目の男性会社員(49)は「勝敗より、自分の住むまちのチームがJのピッチに立って、試合を期待してわくわくできたことがうれしい。これからステップアップする姿を見せてほしい」と力を込めた。
 会場の「リバーファーム」は選手らがバーベキューなどをしに度々訪れている。オーナー梶川一志さん(68)は「選手が頑張る姿を見られたのがうれしい。しばらくは直接応援に行けないようなので、少人数で集まって(プロジェクターの)画面越しに応援したい」と話した。