ドラマ24『コタキ兄弟と四苦八苦』。生真面目な兄・一路(いちろう)を古舘寛治、不真面目な弟・二路(じろう)を滝藤賢一が演じる。第5話は前回から打って変わりコメディ回。脚本の野木亜紀子のツイッター によれば『全編モノローグの回はどうだろうという話から生まれたエピソード』なのだそう。

喫茶店シャバダバで依頼人を待ちながら兄・一路(古舘寛治)は見てしまった。
さっちゃん(芳根京子)がレジから3万円を抜き、エプロンのポケットに入れるのを。

店主が「あれぇ。お金あったのになぁ。ない」と訝しむのを見て焦る一路。(いつも店の隅でボーッとしていたおじいさん、意外にも店主だった!)
一路は自分のなけなしの3万円をこっそりレジに入れる。なんという献身的な、さっちゃんへの愛。行きつけの喫茶店バイトに対して愛が重過ぎるよ……。
b(俺の仕業だと分からなくて良い。どうしても3万円が必要だったのなら使えば良い。だが神様は見ている。これは神の目。神の采配だ。どうか心を入れ替えて二度とこんなことはしないと誓ってくれ)/b
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h2 class=“maru">ポケットの中にはビスケットがひとつ♪


兄の不自然な動きを見ていた二路(滝藤賢一)は「レジからお金を盗んだ」と勘違いする。(兄貴の犯罪は弟の俺が食い止める!)と、こっそり兄の財布から全てのお札を抜き、レジに入れた。

何も知らないさっちゃん、増えたお金を不思議がりつつ、再びポケットへ入れる。「ポケットを叩くと1万円、撫でると千円?」なんて妄想を大真面目にするさっちゃん、真面目な顔してマトモじゃないけど、かわいい。
そしてこれ、別に盗んでいるわけじゃなかった。
年老いた店主が三河屋で無駄な買い物をしないように用心していただけ、というのが真相。

こうして全財産7万円を失ってしまった兄。明日からのコタキ家の財政、大ピンチなのでは。

慮って相手に何も聞かず、自分の思い込みで行動して苦しむ。こういうことって割とある。
サブタイトルの愚慮弄苦の意味は「愚慮に翻弄される苦しみ」。ちなみにこの言葉は仏教用語ではなく番組のオリジナル(公式ツイッター)。どうりで調べても出てこないわけだ。
(イラストと文/まつもとりえこ)

ドラマ24『コタキ兄弟と四苦八苦』
テレビ東京 毎週金曜 深夜0:12〜
配信:Tver・Paravi・ひかりTV・GYAO

出演:古舘寛治 滝藤賢一 芳根京子 宮藤官九郎 ほか
脚本:野木亜紀子(『逃げるは恥だが役に立つ』『アンナチュラル』『獣になれない私たち』ほか)
監督:山下敦弘(映画『ハード・コア』『リンダリンダリンダ』ほか)
オープニングテーマ:Creepy Nuts『オトナ』(ソニー・ミュージックレーベルズ)
エンディングテーマ:スターダスト☆レビュー『ちょうどいい幸せ』(日本コロムビア)
チーフプロデューサー:阿部真士(テレビ東京)
プロデューサー:濱谷晃一(テレビ東京) 根岸洋之(マッチポイント)平林勉(AOI Pro.) 伊藤太一(AOI Pro.)
製作:テレビ東京 AOI Pro.
制作著作:「コタキ兄弟と四苦八苦」製作委員会

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