初夏の陽気となり、気温がぐんぐん上がる季節となりました。一方で気温の変化が大きいのもこの時期の特徴です。そんな時期だからこそ、実は「汗」に注意が必要なんです。

■街の人は

「汗をかきやすいので、外を歩いているだけでかいちゃうんですよ」

「仕事帰りなんかは、よく家族に汗くさいよって言われます」

気温が上がると、気になってくるのが「汗」です。実は、今の時期の汗にはちょっといや〜な「ある特徴」があるといいます。

■アリエル美容クリニック 鈴木桂介医師

「春の汗は、特ににおいやすいと思います」

汗を大量にかく真夏よりも今の時期の汗がにおいやすいというのです。

■アリエル美容クリニック 鈴木桂介医師

「原因としては2つあると思う。冬の間はあまり汗をかくことって、皆さんないし、少ないと思う。その間に汗腺は一部休眠状態になる。休眠していた汗腺から出てくる汗は少し泥くさいような、ベトベトしたにおいになりやすいと言われている」

冬の間使っていない汗腺から汗をかくことで量は少なくても「においやすい」汗になってしまうんだそう。さらに、4月・5月と「新生活」の季節ですが、そこにも「においやすい」汗の原因が。

■アリエル美容クリニック 鈴木桂介医師

「これはストレスも原因なのではないかなと私は考えている」

鈴木医師によると、新生活で不安や緊張などのストレスを感じた時の汗は、わきの下や耳などにある「アポクリン汗腺」から分泌され、特に、においやすいと言います。

「自分は大丈夫?」と、思わず心配になってしまう「汗」。気になるニオイを軽減する方法はあるのでしょうか。

■アリエル美容クリニック 鈴木桂介医師

「休眠汗腺を活発できれいな汗腺にしてあげることがとても大事」

“きれいな汗腺”にするには、適度な運動や入浴などで日常的に汗をかくことが重要です。さらに、汗をかいた時には素早く拭き取ることも大切です。

■アリエル美容クリニック 鈴木桂介医師

「汗をかいたままにしておくと、皮膚の常在菌と反応して、くさいニオイを発しやすくなってしまう。塗れたタオルでふき取るなど、早めの対策をすることが大切」

気温の変化が激しい今の時期。体調管理と一緒に「汗」のニオイ対策も必要になりそうです。