調査報道とファクトチェックに取り組む「INFACT」(運営:NPOニュースのタネ)は5日、「《週刊》ネット上の情報検証まとめ」で、インターネット上で最近話題になった"要注意"情報を発表した。

 取り上げられたのは、7月19日、Twitterユーザーが「飛沫を飛ばす人と相手がそれぞれマスクをしている場合としていない場合の『RISK OF TRANSMISSION(感染リスク)』をパーセンテージで表示し、双方がマスクをして『6FT(6フィート)』離れた場合のリスクを『0%』とする。」などとする画像付きの投稿。

 「ネット上の情報検証まとめ」はこの投稿について、「同じ画像を和訳したものは7月22日放送のTBSの番組『グッとラック!』でも紹介され、内容の信憑性について特に論じられることのないまま、専門家らが『分かりやすい』などと肯定的にコメントしている(録画確認済み)。

NPO法人『食の安全と安心を科学する会(SFSS)』はこの画像について検証。画像は元々インドのNPOがFacebook上で投稿したもののようだが、数値の根拠となるデータは見つからず、また感染リスクはマスクの種類などの条件によって変わること、距離を取ったとしてもリスクが『0%』になることは統計学上考えられないことなどを指摘している。

この画像と似た内容で数値など一部が異なるバリエーションも、世界各地で拡散されている。これらはロイター通信やPolitiFactが検証し、同じく数字の根拠となるデータは存在しないと結論付けられている。

ただし、いずれの検証においても、マスクの着用やソーシャルディスタンス(社会的距離)の確保が感染予防に効果があるという基本的な主張は(効果の程度についてそれぞれの論調に差はあるものの)正しいとされている。」とした。

 その他に紹介された真偽不明情報は、次のとおり。詳細は「《週刊》ネット上の情報検証まとめ」(毎週水曜掲載)で確認できる。

●「岡江久美子さん チェーンスモーカーだった」
 =根拠不明 娘らが否定

●「すごい数の閉店店舗 (横浜)市長答弁の結果」
 =店舗リニューアルの影響か

●「夜の町クラスターの正体(動画)」
 =新型コロナ確認前の動画

記事全文:https://fij.info/archives/7674
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