ネットワークの発達によって、これまで企業と消費者をつなげていたサービスの潮流が変わりつつあります。例えば、最近話題のマッチングアプリもそのなかの一つです。   そこで、この記事ではマッチングアプリの代表的な存在である婚活アプリの市場規模予測をもとに、さまざまなマッチングアプリの可能性について紹介していきます。  

婚活マッチングアプリの市場は拡大する可能性が高い

婚活マッチングアプリの市場規模予測として参考になるのは、マッチングエージェント社とデジタルインファクト社が実施した調査です。
 
「国内オンライン恋活・婚活マッチングサービス市場規模予測」によると、2017年に約258億円だった市場規模は右肩上がりで推移し、2025年には1060億円にまで到達すると予測しています。
 
特に、2020年近辺での市場規模の拡大は著しく、前年に比べて2020年は110億円、2021年は133億円も増加すると見込まれているのです。2022年以降は前年比100億円未満の拡大にとどまっているものの、それでも右肩上がりの上昇を示唆しています。
 
市場が拡大していく背景には、かつてのような仲人を依頼するお見合いが減少しているということや、婚活マッチングアプリの認知度が広がってきたことにより、若者以外にも利用者が広がってきたということが、考えられます。今後もニーズは高まっていくのではないでしょうか。

婚活以外のマッチングアプリの可能性は?

マッチングアプリとは、ユーザー同士のニーズを満たすために「つながりを提供する」サービスです。例えば、空いている駐車場や会議室を有効利用するためのマッチングアプリや、仕事を外注するためのマッチングアプリなどがあります。
 
株式会社情報通信総合研究所が調査したところによると、シェアリングの市場規模は2016年時点ですでに1兆1800億円以上になっているとのことです。今後もマッチングアプリを有効活用したシェアリングサービスは拡大していくと予想され、最大で2兆6000億円以上になると考えられています。
 
2兆6000億円という市場規模は、ウエディング全体の市場規模よりも大きい数字です。マッチングアプリは、個人同士を結びつけるのはもちろん、ニーズに応じて「企業と個人」「企業同士」といった分野でも力を発揮します。さまざまな分野で活躍できることから、マッチングアプリ全体の市場規模は非常に大きくなることでしょう。

マッチングアプリで成長していく分野とは?

マッチングアプリはさまざまなビジネスで応用が利きますが、特に注目されているのは「スペース」「スキル」「シェアリング」といった3つの分野です。
 
スペースというのは、会議室や駐車場といった空いた場所を必要としているユーザーに提供するサービスです。ユーザーにとっては必要なときだけ場所を確保できるというメリットがあります。会議室や駐車場は所有しているとコストがかかりますが、マッチングアプリで必要なときだけ借りればトータルでは安くなるというわけです。
 
スキルの分野で有名なのは、クラウドソーシングでしょう。クラウドソーシングとは簡単にいうと、「インターネット上で外注する」という仕事の形態です。社内に必要なスキルを持った人材がいない場合、クラウドソーシングを利用することで新たに従業員を雇用するよりも安く問題を解決できる場合があります。
 
シェアリングは、「自転車や自動車」といった物を不特定多数の人が共有するためのサービスです。スペースと同じように、必要なときに必要なだけ借りられる点はユーザーにとってメリットです。
 
総じて、マッチングアプリの特徴としては、「安く利用できること」だといえます。正規に借りたり、購入したりするよりも一時的に利用するだけなので維持費の負担がかかりません。そうした事業において、これからもマッチングアプリは普及していくことでしょう。

婚活だけじゃない! さまざまな分野で市場規模が広がっていく可能性が高い

調査結果からは、マッチングアプリの市場規模は拡大していく可能性が高いことが分かりました。マッチングアプリは婚活だけでなく、さまざまな分野で活躍が可能です。
 
市場規模が拡大していく傾向にあるのは、「ユーザーが正規に借りたり購入したりするよりも安く利用できる分野」だと見込まれます。日ごろから費用対効果を意識している人は、マッチングアプリの利用を考えてみてはいかがでしょうか。
 
[出典]
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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